多くの格闘家は専業で格闘技ができることを目標に、バイトと格闘技を両立する者が多い。できるだけトレーニング時間が確保できる仕事を選ぶ。
パンクラスウェルター級王者で昨年ONEにデビューし勝利した“野生獣”手塚裕之はプロ農業家とプロ格闘家を両立している。
彼は広大な土地でコシヒカリを作るが、田植えの時期となると早朝から夕方まで。広大な面積での田植えは家族総出となる。体力を回復させたあと2~3時間の練習。大自然の中で映画「ロッキー」のようにトレーニングもこなす。「山、川、大いなる自然が師である」と手塚。
昨年10月のONE日本大会では稲の収穫が多忙な中で練習に励み、修斗ブラジル王者で元UFCファイターのエルナニ・ペルペトゥオを判定で下した。
目標はもちろんONEの王者になることだが、今年の第1戦は新型コロナで試合が中止となり、5000枚の苗箱(通常約30cm×60cm)に種を撒く姿を自身のツイッターにアップしている。
手塚の作る米は”手塚米””筋肉米””最強米”と言われ、ファン、関係者も購入し、美味しいと評判だ。
農業と格闘家、両方続ける秘訣は、要領よくこなし、集中して質を上げること。これまでも農業と共に格闘技に集中してきた。
彼の格闘家のキャリアは18歳から始めたキックボクシング。山本KID徳郁、魔裟斗、須藤元気などスーパースター達に魅了されたという。転機が訪れたのは大学卒業後にアメリカに農業研修に行ったこと。
総合格闘技への憧れがあってUFCが注目を浴びていたことから、本場アメリカで格闘技を学びたいと思っていた彼に農業研修という機会が訪れたのだ。
渡米して農業の仕事をしながらMMAを22歳から始めた。格闘家としての手塚のアマチュアデビューもアメリカ。
アメリカでは、つまらない試合をするとブーイングの嵐。派手なKOをすればスター扱いをしてくれる。アマチュアでも試合会場で写真や握手を求められる。
そのような環境の中試合を積み重ねた結果、彼はエキサイティングなファイターになりたいと強く思うようになった。
アメリカでの試合のビデオをパンクラスに送り、25歳の時に日本でのプロデビューが決まる。プロとしてファンが喜ぶファイトを意識し、29歳でパンクラス王者となった。
アメリカにまで農業を勉強に行くほどの研究熱心さは格闘技でも開花した。そして昨年10月にONEに参戦しデビュー戦を勝利で飾った。
ONEで手塚と同じウェルター級には柔道出身の秋山成勲、元UFCファイターの岡見勇信がいるが、手塚に対戦したい相手をたずねると、ONEの世界王座にも挑んだアギラン・ターニ(マレーシア)と答えた。
理由は、秋山に勝利し、岡見ともスプリット判定なので手塚自身の実力をはかることができからと言う。
そしてコロナ明けには大暴れしたいと手塚はいう。「今はコロナウィルス影響でなかなか試合ができない状況ですが、地方のガレージでしっかりマッスルを鍛え上げているんで試合が出来るようになったら大暴れします。その準備をしっかりいているので期待してて下さい!『筋肉と米は裏切らない!!』」と結んだ。
手塚は普段から「筋肉をつけたければタンパク質ではなく炭水化物だよ」と発信している。「炭水化物を摂らずエネルギーがない状態でトレーニングすると回復も遅れるし、そういうのは続かないから、一気に摂ってリバウンドする。僕は特盛りぐらいのサイズを1日3食食べる」という。サプリメントを摂らないという手塚、ツイッターには「米に極上の卵を乗っけて納豆つけたらスーパーバランス栄養食」と綴っている。
なお、手塚は5月2日(土) 20:00より元シュートボクシング世界スーパーライト級王者の鈴木博昭とInstagramでのコラボライブ配信『ONEアスリート コラボIGライブ』で対談を行い、リスナーからの質問にも答えていく。
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May 01, 2020 at 10:41AM
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