飯舘村の農業再生を目指す一般社団法人「いいたて結い農園」が設立された。30日、同村飯樋地区の事務所で発会式が行われ、代表理事を務める長正増夫さん(73)が「先祖が代々守ってきた農地でなりわいを復活させ、村民同士の結いの精神を再構築していきたい」と村の農業再生に向けた思いを語った。
いいたて結い農園は、同地区の大久保・外内(よそうち)行政区の全49戸で構成。前身は2017(平成29)年3月の避難指示解除後に復興事業に取り組んだ「復興隊」で、営農再開を目指して実証栽培に取り組んできた。
営農再開に当たり整備した農地では、エゴマ約3・5ヘクタール、ソバ約1ヘクタールを栽培する。大型連休明けの7日から、エゴマの苗床作りや肥料の散布など、作業を本格化させる。「農産物を生産するだけでは農業再生にはつながらない」(長正さん)と、収穫した農産物の加工も行い、6次化商品の販売も進める。
事務所にはエゴマの搾油機や作業場なども整備し、就労機会創出にもつなげたい考えだ。加工品の第1弾としてエゴマを使った焼き菓子を同村の「いいたて村の道の駅までい館」で販売している。価格は500円。
長正さんは、原発事故後の避難生活で地域コミュニティーの大切さを実感したという。震災や甚大な自然災害、新型コロナウイルス感染拡大の猛威に触れ「『共助』の精神はどんな状況でも大事なもの。農地を通じて、村民のつながりも再生させたい」と力を込める。
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