チモシーの生育状況を確認する久住高原農業高の生徒=竹田市久住町
【竹田】竹田市久住町の久住高原農業高(佐藤智之校長、77人)で畜産業を目指す1年生11人が、九州自然動物公園アフリカンサファリ(宇佐市安心院町)で消費するイネ科の牧草「チモシー」の試験栽培を始めた。餌の地産地消を進める取り組みの一環。栽培面積を増やし、耕作放棄地対策の作物となり得るのか可能性も探る。
九州農政局大分県拠点(大分市)などによると、日本はチモシーをはじめとした乾燥牧草を米国やカナダなどから年間180万~200万トン輸入。価格は1トン当たり約10万円で、アジア各国の消費量が増えているため上昇傾向にあるという。
アフリカンサファリはシマウマやラクダなど500頭の餌として、年間約150~200トンを全て輸入品でまかなっている。
同校は農政局の相談を受け、10月上旬に学校と隣接する県立アグリ創生塾の畑約10アールに種をまいた。順調に育ち、約2カ月で高さ約10センチに伸びている。来年5月ごろには1メートルほどに成長し、収穫する予定。
生徒の足立一真さん(16)は「水稲と性質が似た植物。学んだことを生かせそう」。笠木啓太郎さん(15)は「責任ある取り組み。成功させたい」と意気込む。
12月10日にはアフリカンサファリの神田岳委園長(51)が同校を訪問。生徒と意見交換し「餌代は為替レートに大きく左右される。県内で栽培が実現すれば、輸送費も抑えられるので助かる」と話した。同校は長期間にわたって試験栽培を続ける方針。栽培技術を確立し、生産コストなどを検証する。
※この記事は、12月30日 大分合同新聞 10ページに掲載されています。
"農業" - Google ニュース
December 30, 2020 at 01:24AM
https://ift.tt/3nZPtVt
サファリで消費する牧草試験栽培 久住高原農業高 - 大分合同新聞
"農業" - Google ニュース
https://ift.tt/2SkudNe
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment