2020/05/21 05:48 ウェザーニュース
爽やかな天気が続く5月の間に、出番の増えていたスニーカーを洗いましょう。スッキリ洗い上げるコツをライオン株式会社・お洗濯マイスターの大貫和泉さんに教えていただきます。
「スニーカー洗いは、ポイントを抑えると、仕上がりが違います」と大貫さんは言います。
【スニーカーの洗い方】
(1)準備
洗える素材か確認する(布製は洗えるが、天然皮革・合成皮革は洗えない)。
(2)泥を落とす
靴ブラシで、スニーカーについている泥を落とし、紐をはずします。
(3)洗剤液につけて、こする
洗剤液は、水2Lに超コンパクト液体洗剤2g(小さじ1/3程度)を溶かします。たらいなどに入れた洗剤液にスニーカーをつけ、ズックブラシでこすります。内側も洗います。
(4)細部、紐、ゴム部分を洗う
シューレースホール(紐を通す穴)の周りなど細かい部分の汚れは、小さいブラシで落とします。ゴム部分はメラミンスポンジを軽く濡らしてこすります。紐は、両手でこするようにして洗います。
(5)すすいで、柔軟剤につける
ズックブラシでこすりながら、清水ですすいで洗剤を落とします。最後に、水5Lに柔軟剤2ml程度(使用量の目安が水30Lに10mlの柔軟剤の場合)の割合で溶かした水に浸し、数回軽く押して浸透させます。
(6)水分を取り、乾かす
水を切り、乾いた布でスニーカーを包んで水分を取ります。形を整えて陰干しします。
また、洗うとき最初に水につけてしまうと水と泥が繊維の奥に入りこんでしまうので、必ず洗剤液に先につけます。干すときは必ず形を整え、風通しのよい場所で、針金ハンガーを曲げたもので干すと、水切れが早く乾燥しやすいです」(大貫さん)
「5Lのぬるま湯に対して超コンパクト液体洗剤5gを溶かした洗剤液に、(2)を済ませたスニーカーを30分〜2時間つけておきます。あとは、(3)からの手順と同様です。
くつ底のゴム部分の汚れがひどい場合、ブラシで強くこすると傷んでしまうことがあるので、注意しましょう。水で濡らしたメラミンスポンジでこすると、凹凸部分の汚れもキレイに落とせます」(大貫さん)
ジョギングや散歩などは足に汗をかくので、スニーカーのにおいも気になります。
「すすぎの最後に柔軟剤液につけると、嫌なにおいを抑える効果があります。履いた後のにおいが気になるときは、布製品用の除菌・消臭スプレーをスニーカーの内側に噴霧します。においの原因となる菌の増殖を抑え、においを抑える効果があります」(大貫さん)
これからは新型コロナウイルス感染だけでなく、熱中症などのリスクも心配されます。キレイなスニーカーで気持ちよく運動し、維持したいものですね。
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May 21, 2020 at 04:06AM
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