髪の毛を乾かす「ドライヤー」は、入浴後のヘアケアに欠かせない家電です。
しかし、機能がシンプルなだけに、どのように選べばよいのか迷いがちです。そこで、ドライヤーを選ぶ上で注目すべきポイントと、それを踏まえたおすすめ商品を紹介します
。
早く乾かしたい? 「風量」をチェック
ドライヤーを選ぶ上でまず見ておきたいポイントが「風量」です。毎分1.3立方メートル以上を目安に選ぶと髪を早く乾かせます。最近では、毎分2.0立方メートルなどの強力なものもあります。
ただし、風量が多いということは、必然的に音も大きくなります。風量と速乾性のバランスを見て選ぶようにしましょう。
冷風と温風を切り替えられる? 「温度スイッチ」をチェック
ドライヤーは単なる風ではなく、電熱線により温められた「温風」がでるものがほとんどです。
この温風は、おおむね100〜120度に設定されています。ただし、高温すぎる温風を長く髪の毛や頭皮に当てると、痛む原因となります。
髪へのダメージを軽減するには、温度設定を変更できるもの、あるいは温風と冷風を自動で切り替えできるものを選びましょう。
毎日使うと意外と気になる 「重量」をチェック
ドライヤーは、基本的に毎日手にして使うものです。そうすると、意外と重さが腕にこたえることもあります。
できる限り軽いものを選ぶことをおすすめします。特に、髪の毛の量が多い人は、乾かすのに時間を要するので、長時間片手で持てるように軽めのものを選びましょう。
旅行でも使う? 「マルチボルテージ対応」をチェック
日本国内で販売されている一般的なドライヤーは、日本でのみ使うことを前提に「電圧は100V、周波数は50Hzまたは60Hz」でのみ稼働するように設計されています。この電圧と周波数の組み合わせは、世界広しといえども日本だけです。言い換えれば、日本の一般的なドライヤーは、海外旅行の時に持って行っても使えないということです。
海外旅行中も手持ちのドライヤーを使いたい、という人は海外でも使える「マルチボルテージ対応」のものを買っておくと良いでしょう。国や地域によっては、コンセントプラグのアダプターを別途用意しなければいけませんが、少しかさばる「変圧器」を用意する必要はなくなります。
おすすめのドライヤーはこれ!
上記のポイントを踏まえて、おすすめのドライヤーを5つ紹介します。
EH-NA0B-PN(パナソニック)
空気中の水分を超微細化したイオンを発生させる「ナノイー」デバイスを搭載したドライヤーです。髪の毛に潤いを与えて、うねりやパサツキを抑える効果が期待できます。
縦型の強風と弱風がぬれた毛束をほぐしながら乾かすことで、乾燥速度を上げる「速乾ノズル」も付いています。
IB-JX9K-B(シャープ)
手のような形をした「かっさアタッチメント」と呼ばれるパーツがついている、髪を乾かしながら、頭皮ケアもできるドライヤーです。
このパーツはドライヤーに取り付けて、生え際から頭頂部にかけて、ゆっくりとすべらせて使います。洗った髪を乾かしたあと、毎日5分程度行うと効果的といわれています。
HD01ULFV2IIF(ダイソン)
ダイソンのドライヤーは、風温を毎秒20回測定し、過度な熱によるダメージを防ぎ、髪本来のツヤを失わないようにする仕組みです。
これに加え、中に取り込んだ空気を、毎分最大11万回転する「ダイソンデジタルモーターV9」の力で増幅させ、強い風圧と風量、高速な気流を実現します。
CCID-P01B(ホリスティックキュア)
405gと軽量で、長時間の使用に向くドライヤーです。
内部の構造に天然ミネラルを多く含む数種類の鉱石を使用しており、毛髪内部へ熱を与える効果や髪の水分バランスを整える効果が期待できるとのことです。
EH-NA5B-PP(パナソニック)
最初に紹介したEH-NA0B-PNと同様にナノイー搭載のドライヤーですが、マルチボルテージ対応となっています。
本体重量は約545gと重めですが、静電気抑制機能や、温冷リズムモード、毛先集中ケアモードなどを備えます。
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