ミツバチは近年、ウイルス感染が世界的に問題になっている。影響するウイルスは数種類が確認され、感染し発病すると、羽が縮れたりまひを起こしたりするなどの症状が知られている。
同協会は、全国のミツバチ92群から健康な働きバチを送ってもらい、チヂレバネウイルス、カシミール蜂ウイルスなど7種類について感染の有無を検査した。
ウイルスが確認できなかった群は92群のうち1群だけ。特にチヂレバネウイルスは98・9%で検出し、全国で満遍なくみられた。1種類のウイルスだけが検出された群は34群で、検査対象の7種類のウイルスのうち6種類に感染している群が2群、5種類が6群と、複数のウイルスによる感染が広がっている。
ウイルスの伝染ルートは、ミツバチに寄生するミツバチヘギイタダニの媒介が疑われている。検査したミツバチの採集場所周辺に、同ダニがいたかどうかも聞き取り調査し、ダニの寄生が報告された群は全体の42・4%。ダニがいてもいなくても感染率に差はなく、ダニ以外のルートでもウイルスが広がっている恐れがあるとみられる。
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March 09, 2020 at 05:05AM
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ミツバチ98・9%ウイルスに感染 初の全国調査 日本養蜂協会 国内の養蜂家が飼育するミツバチの98・9%が - 日本農業新聞
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