今回の大雨の影響で県内では農業用水路が壊れ、田んぼに水が行き渡らなくなる被害が出ています。
復旧工事が進んではいますが、稲にとっては今が最も水が必要な時期だけに、影響が懸念されます。
飯豊町椿で50年以上コメを作り続けている小松新一さん74歳です。
(小松新一さん)
「この辺が水没した田んぼです。ですから穂がちょっとおかしいですね」
今回の大雨で6ヘクタールの水田のうち1割が水没しました。すでに穂が出ていた
「はえぬき」は、泥水に浸かったことでご覧のように黒く変色…
品質への影響が懸念されています。
そしてもう1つ「現在進行形の問題」も起きています。
(小松新一さん)
「3日の大雨以来水田に水が来ていない。原因は水を管理している土地改良区の
用水路がやられてしまって、約1500ヘクタールの水田あるが、そこに水がいかなくなってしまった」
本来、水が流れているはずの田んぼ脇の用水路は、空っぽ。
コメにとって今は穂が出る大切な時期ですが、田んぼの地面が乾き、ひび割れています。
(小松新一さん)
「やはり、水は一番大事。特に穂が出る時は水を稲が要求するので、かけてやらないと品質に大きな影響を及ぼす」
水が行き渡らない原因は、農業用水路の崩落です。
(小松新一さん)
「これね土砂で水路が決壊してその復旧工事を今やっている」
町内の水田約1500ヘクタールを潤してきた水路が、大雨による土砂崩れで約50メートルに渡り崩落。直径1メートル近い黒いパイプに水を通す仮の復旧工事が急ピッチで進められていますが早くともあすまでかかる見通しです。
(小松新一さん)
「一生懸命頑張って育てて来たものが、一瞬にしてやられてしまうという。これまで農業を経験してきた中で、こういう状態になったのは本当に初めて。だから正直言ってどういう結果になるのかまだわからない」
現在は跡継ぎもいないという小松さん。農業を続けていけるのか、という思いが頭をよぎります。
(小松新一さん)
「あと何年かしたら引退しないといけない歳ですし、どうせなら思い切って辞めようという気持ちも若干はありますよね皆さん。町も行政も県も国もある程度頑張っていると思うが真剣に農業を守るんだという覚悟があるのかは疑問。国会議員も、
農家は守る、農地も守ると言ってくれているが、なかなか実感として伝わってこない」
県のまとめによりますと、農作物全体の被害面積は3691ヘクタールに上っていて、このうちコメなどの穀物・いも・豆類が被害全体の93%を占めています。
今回の大雨被害はおととし7月の豪雨を上回る規模となっています。
"農業" - Google ニュース
August 17, 2022 at 05:51PM
https://ift.tt/qgA6zj4
田んぼに水が来ない「農業を続けていけるのか」コメ農家の苦悩 山形県飯豊町|FNNプライムオンライン - FNNプライムオンライン
"農業" - Google ニュース
https://ift.tt/mASvMJN
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment