サッカーJ2の水戸ホーリーホック(小島耕社長)が、練習場のある茨城県城里町で新規事業として農業に取り組む。まずは今秋からニンニクを栽培し、クラブの収益の柱の一つに育てていく計画。選手やサポーターのほか、育成組織(アカデミー)でプレーする小中学生や高校生らも農作業を手伝える仕組みとする。
サッカークラブと農業。一見、ミスマッチに思える組み合わせは「新たな挑戦と価値の創出、地域課題の解決」というホーリーホックの掲げるテーマに沿って生まれた。
「農業にはPRや販路の確保といった難しさがあるが、われわれサッカークラブには熱狂的なサポーターがおり、地域との連携も取れる。その強みを生かせれば新たな価値が生み出せる」と小島社長。
クラブは城里町上古内で約1000平方メートルの農地を借り、米ぬかともみ殻を肥料とする有機農法で今月からニンニクを栽培し、来年6月ごろ収穫。スタジアムやオンラインなどで販売し、将来的には他の農作物も手掛けてクラブの総収益の1割到達を目指す。
茨城は全国でも有数の農業県だが、農業従事者は年々高齢化。耕作放棄地も拡大している。「茨城の農業の現状を打破すべく、今回の事業に取り組んでいく」と小島社長。クラブは自前の農産物以外の地元農家の作った野菜や加工品の販売なども支援する。
新規事業を担当する西村卓朗ゼネラルマネジャー(GM)は「地域に根差し、地域と歩み、貢献し、ともに発展するクラブのビジョンを体現する取り組みだ」とうなずく。
今回のニンニク栽培にはクラブの選手も「時間を見つけて畑に行きたい」と興味を示しているという。アカデミーに所属する約700人の子供らにとっても「自然を相手にいろいろ工夫することなどが学べ、情操教育にもなる」(西村GM)と、希望者にはサポーターとともに草むしりや収穫などの作業を体験する機会を設ける方針だ。
「もし選手が望めば、将来は茨城や城里に定住してもらい、われわれといっしょに農業をしてもらう可能性も十分にある」。小島社長は、選手の引退後のセカンドキャリアにつなげることもイメージしている。
「首都圏の人も農業へのあこがれが強くなっている時代。地域のキャンプ場などとも協力し、そういった体験の場所作りを進めていければ」。小島社長は大規模な体験型農場への発展も視野に入れている。(三浦馨)
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September 26, 2021 at 04:45AM
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