フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏(66)が14日、東京・渋谷の大和田さくらホールで、自身のトークライブ「トーキングブルース2021」の全国ツアーの初日を迎えた。
ステージにマイク1本、ノンストップでしゃべり続ける伝説のトークライブで、チケットは常にプレミア化。今回は自身初の全国ツアーとなり、感染対策に配慮を払いながら11月まで全国12都市をめぐる予定で、公演を行う地方や時流に合わせ、トーク内容もその都度変えていくという。
ステージではこのほど閉幕した東京五輪についても弁舌をふるった。「各局のアナウンサーが『感染拡大が深刻な状況です…。続いては、姉妹で金!』みたいに伝える。情緒不安定だよ」と矛盾をはらんだ放送内容にチクリ。金メダルをかんだ名古屋市の河村たかし市長(72)について「必要以上にたたかれ過ぎなんじゃないかと思って一問一答も全部チェックしたら…。ひどいね、あのオヤジ。今度は俺が名古屋に乗り込んでアイツにかみつくから」と笑わせた。
フリートーク以外にも、コンプライアンス配慮版の「桃太郎」や「実況講談アントニオ猪木」など、多彩なしゃべりで沸かせた。新型コロナウイルスの猛威が衰えない現状についても思いをはせ「完全に昔に戻ることはできやしない。今度は俺ら人間が変わりながら生きるしかない」と述べた。
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