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Thursday, July 1, 2021

環境に配慮した農業を応援、有機野菜の定期宅配でファン拡大 - 日経ビジネスオンライン

約300軒の農家とタッグを組み、有機野菜を定期販売の形で食卓に届ける。既存の流通規格にとらわれず、種類豊富な品をそろえるサービスは全国にファンを増やしている。

持続可能な農業を

坂ノ途中の小野邦彦社長は大学時代から、持続可能な農業に関心を持っていた(同社が書店と共同運営する「本と野菜 OyOy」で)

 「収穫が不安定な有機野菜を広めるには、僕らのタフさが必要なんです」。そう語るのは坂ノ途中の小野邦彦社長だ。同社は個人向けの定期宅配と、飲食店やスーパー向けの卸として有機野菜の販売を手掛ける。特に個人向けの「旬のお野菜セット」は急成長。2021年6月時点の会員数は1年前から44%増の約7200人となった。

 政府の緊急事態宣言による「巣ごもり需要」が追い風になっただけではない。新型コロナウイルスの影響がなかった19年6月期までの5年間でも、会員数は4.8倍と、着実に伸びてきた。

 日本は多湿な気候なので、害虫や雑草を抑えるには農薬が必須とされてきた。だが、若い世代を中心に、自然との共存や脱炭素など環境保護の意識も高まり、化学肥料や農薬を使わない農法に注目が集まっている。09年に京都で誕生した同社は、有機野菜のみを販売し、関東などに販売先を拡大。じわじわと口コミやSNS(交流サイト)でも認知され、会員が広がっている。

収穫のブレを「面白さ」に

 「何この野菜、初めて!」。同社には顧客が喜々として驚く声が、よく寄せられる。まるで花束のような形をしたキノコの「ハナビラタケ」や、緑色の濃さがグラデーションになっている「半白きゅうり」。毎週または隔週で届くセットの箱には、トマトやジャガイモのような定番だけでなく新顔がいる。3~5人向けのMサイズで11~14種類ほど。価格は税込みで3672円だ。

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