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Thursday, March 11, 2021

なぜ市中感染はないと言えるのか…沖縄県の見解は? 沖縄で初確認の新型コロナ変異株 - 沖縄タイムス

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 新型コロナウイルス変異株の感染者が11日、県内で初確認された。次の大きな流行の火だねになりかねず、県は変異株の検査態勢を強化する方針だ。識者は「基本的にやるべき感染対策は変わらない」と話す。

国内で確認されている新型コロナウイルスの変異株

国内で確認されている新型コロナウイルスの変異株

 県内で6人の感染が分かった、E484Kのみの変異株はまだ名前さえ付いていない新しい株。3月3日時点で関東を中心に全国394人で確認された。海外が起源とみられるが、詳細は分かっていない。今回の6人がどう感染したかも経路は不明とされる。

 県内の変異株の監視体制は主に2ルートある。

 1つ目はウイルスの変異を調べる国立感染症研究所(東京)の解析。県は昨年5月から、県内の陽性者でウイルス量が十分にあり、解析に適する人の検体を感染研に定期的に送り続けている。累積で984人に上る。今回のE484K感染の6人は、2月17日に送った分(99検体)の定期検査から見つかった。

 2つ目は、N501Y変異株に感染した疑いがあるかどうかが分かる県衛生環境研究所(衛研)の解析。政府が検査手法を都道府県に提供している。ただ最終確定には感染研の解析が要る。衛研は2月8日から始めて3月11日までに62人を解析、今回のN501Y感染の2人が見つかった。

 なぜ市中感染はないと言えるのか。県は、変異株と判明する前の段階で濃厚接触者を調べた結果や、検査総数のうち変異株の割合が少ないことなどを挙げる。

 N501Yは感染力が強いとされ、早期に広がりをつかみ、対策を講じる必要がある。県の糸数公保健衛生統括監は「今後は衛研でN501Y感染疑いを確認した時点で随時公表したい」と述べ、検査対象拡大の検討も進めるとした。

[ことば]

 変異株 昨年12月25日に国内で初めて報告された。国が警戒するのは主に英国型、南アフリカ型、ブラジル型の三つ。ウイルスの表面にあるタンパク質の一種が置き換わることで変異する。アルファベットと数字の5桁は、変異した場所を表す。N501Yは501番目のアミノ酸が他のアミノ酸に置き換えられ、感染力が高まる。E484Kは484番目のアミノ酸が変わり、ワクチンの効果を下げる可能性があるとされる。

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