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Sunday, January 10, 2021

大雪1000台超立ち往生「お菓子食べ一晩過ごした」「10時間で数キロしか進まず」 - 読売新聞

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 強い冬型の気圧配置に伴う寒気の影響で、福井県内は10日も大雪が続いた。福井市内では3年ぶりに1メートルを超える積雪を観測。北陸道では長時間にわたって車の立ち往生が続き、県は自衛隊に災害派遣を要請した。国道8号でも渋滞が発生したほか、JR北陸線でも列車の運休が相次ぎ、交通機関は終日乱れた。

 北陸道では、金津インターチェンジ(IC、あわら市)―福井IC(福井市)間を中心に上下線で一時、1000台以上が立ち往生した。

 商用で北陸地方を訪れていた青森県板柳町の団体役員の男性(75)は丸岡IC(坂井市)付近で立ち往生に巻き込まれた。

 「持っていたお菓子を食べて一晩過ごしたが、食べ物のない人たちはインター近くのコンビニで買い物していた。10時間以上で数キロしか進まず、エンジンをこまめに切ってガソリンを節約した。情報がないのでなぜ立ち往生しているのかもわからず不安だった」と話していた。

 福井、坂井、あわら市内の国道8号でも、北陸道を迂回うかいした車などの渋滞や一時的な滞留が発生した。国土交通省福井河川国道事務所によると、国道8号では、10日午後2時現在で、あわら市から坂井市にかけての約10キロで車列が滞留した。

 同事務所などの要請を受け、あわら市は同市内の国道8号で運転手ら約250人に弁当と水を配布した。体調不良を訴える人はいなかったという。

 仕事で新潟県上越市に向かっていた敦賀市の会社員男性(47)は、北陸道の通行止めのため、武生IC(越前市)で出て、国道8号を通行。

 「北陸道の立ち往生はニュースで知っていたので、食料や衣類、スコップも車に積んできた。何とか11日夜までには新潟に着きたい」と話していた。

 8号沿いにある商業施設「パリオシティ」(福井市)には午前中から、車や徒歩で買い物客が訪れていた。

 福井市の主婦は「8日も9日も買い物できなかったので家に食べるものがない。自力で除雪して何とか車を出せた」と話していた。

 また、鉄道も運休が相次いだ。えちぜん鉄道や福井鉄道では10日の運転を取りやめたほか、JR北陸線は特急「サンダーバード」「しらさぎ」の上下線すべてが運休した。

 9日午前にJR大阪駅を発車した和倉温泉行き「サンダーバード17号」(乗客128人)は、大雪の影響で9日午後から10日にかけて途中の福井駅に停車。車内で一夜を明かした乗客もいた。乗客におにぎりを配った男性駅員によると、乗客はぐったりと疲れた様子だったという。

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