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Friday, July 24, 2020

日田市の農業豪雨被害4億円 施設や旬のスイカも - 西日本新聞

 大分県日田市は、7月の記録的豪雨による市内の農業被害(20日現在)をまとめた。被害額は約4億765万円で、件数は180件。うち農地や農業用施設の被害が148件で大半を占め、被害額も2億6720万円。出荷時期のスイカにも被害が及んでいる。

 市農業振興課によると、JAなどの生産施設被害は11件(被害額1億712万円)、スイカやクレソンなど農産物被害は14件(同2695万円)。水産物被害は7件(同637万円)で、養魚場の給水設備が破損し、出荷前のアユやエノハ(ヤマメ)が死ぬなどした。

 同市石井町のコウダライスセンターでは、筑後川(三隈川)の氾濫で約2メートル浸水。フォークリフトや田植え機、大型冷蔵庫、米の乾燥機7台などが使えなくなった。冷蔵庫内の米3トンも水に漬かり廃棄した。江田正代表取締役によると、被害額は5千万円以上になるという。

 県内最大の産地であるスイカの出荷にも影響が出ている。日田西瓜部会(13戸)の中島哲男部会長によると、田畑への浸水被害は無かったが、連日の雨で土中の水の飽和状態が続き、病害が発生したスイカが出てきているという。中島部会長は「出荷量はかなり減るだろう。大切に育ててきたのに…とても厳しい」と力なく語った。 (中山雄介、笠原和香子)

道路復旧や情報発信を 中津江村住民、市と意見交換

 大分県日田市は23日、記録的な豪雨で道路が寸断し、情報伝達が困難となった同市中津江村で意見交換会を開き、被災者たちは道路の早期復旧や、防災ラジオを活用した積極的な情報発信などを要望した。

 同村では陥没や土砂崩れによる県道などの通行止めが相次ぎ、依然被害の全容は不明。交換会は村内3カ所であり、計118人参加。市職員などが被災状況や支援策などを説明した後、意見を交わした。

 主要な道路が通行止めとなっている鯛生地区の鯛生金山の会場では、電話やテレビなどがつながらなかったことから、防災ラジオによる情報発信を求める意見や、9カ所で被害が起きた国道442号の復旧時期への質問などが相次いだ。

 林業会社「田島山業」は、村内に所有する森の約5%しか被災状況を確認できていないという。田島信太郎社長は「住民にとって道路の未復旧は死活問題。元に戻す『復旧』ではなく、災害に強い地域を構築できるよう考えて『復興』させていかなければならない」と訴えた。

 中津江ホールでは開始時刻ごろ、地区の一部に避難勧告が発令された。それでも63人が駆け付け、入浴、宿泊ができる鯛生スポーツセンターへの避難者の移動や復旧状況の細かな発信を求める意見が上がった。

 交換会後、原田啓介市長は報道陣に「被災者が安住の地をどこで手に入れられるかが課題。細かい情報の運用を改善したい」と強調。住民主体の防災対策組織の設立を求める考えも示した。避難勧告が発令されても交換会を続けたことについて「途中でやめるわけにもいかない」と答えた。

 26日には上津江町、天瀬町でも実施される。 (笠原和香子、鬼塚淳乃介)

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July 25, 2020 at 04:00AM
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