新型コロナウイルスの拡大で農業現場の人手不足がさらに深刻化するなか、農業高校生がドローンによる農薬散布の技術を学んで地域に導入を進めようという実証事業が始まりました。
これは、最新技術を活用する「スマート農業」で、人手不足への対策を進めようという国の事業に幕別町農協を中心に、地域の高校や民間企業などが参加しています。
１７日は帯広農業高校にあるデントコーン畑に８０人の生徒が集まり、農業用ドローンを使って農薬にみたてた水を一気にまき終える様子を見学しました。
農協などによりますと、ドローンはトラクターを使った散布に比べ、人手をかけずに時間も１０分の１程度に短縮することができるということです。
実証事業では、農業高校のほか帯広工業高校の生徒や農協職員を含め１５人程度に操縦免許を取得してもらい、秋の収穫の繁忙期に３機のドローンで小麦畑の防除を行い効果を実証するということです。
２年生の男子生徒は「人手不足が課題で、実家の父とドローンの免許を取得するか話していたので興味があります」と話していました。
幕別町農協営農部の下山一志部長は「新型コロナウイルスの影響で家族経営の現場では外国人実習生が来ず、人手が足りずに困っている。地域で導入を進め支援につながれば」と話していました。
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June 17, 2020 at 05:54PM
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農業の人手不足対策にドローン｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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