福島大や福島市の花き関連会社が、有機栽培の花で浜通りの農業復興を目指す「ふくしまオーガニックフラワー」プロジェクトに乗り出した。関係者が相馬市玉野の畑で23日、ダリアの試験栽培を開始した。無肥料、無農薬の花を発信し、東日本大震災や原発事故からの復興の象徴とする。
同大食農学類の金子信博教授が、福島花き(福島市)、花の店サトウ(同)などとチームを構成し、品質評価や栽培技術、市場流通経路の確立を図るプロジェクト。ダリアと並行し、避難解除後の住民の帰村を進める飯舘村大久保地区でもヒマワリの試験栽培をスタートさせた。
金子教授によると、無肥料、無農薬の花は、化学物質の気化によって過敏症の人などに与える健康リスクを抑えることができるなどのメリットがあるという。
有機栽培ダリアの試験は、安全で長持ちという高付加価値の観点で進めている。初年度は収穫後にアレンジメント作品にし、インターネットなどで消費者の反応を探る方針。一方でヒマワリは、なるべく土を耕さない「不耕起(ふこうき)」栽培で、省力化をキーワードにする。避難解除地域などでの高齢化や耕作放棄地といった農業課題解決を目指す。
有機栽培の花はその難しさから競合が少なく、新規開拓分野としての魅力も備えているという。徐々に栽培面積拡大や市場開拓を進め、浸透を図っていく方針だ。金子教授は「原発被害を受けた土地だからこそ、安全な花を栽培している場所という起爆剤が復興の鍵となる」と話した。
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May 24, 2020 at 06:47AM
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農業復興へ花の有機栽培 福島大教授らのチーム、相馬で試験 - 福島民友
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