財務省貿易統計によると、フィリピン産バナナの2019年の輸入量は、前年並みの84万トンと輸入総量を80%を占める。今年1~3月でも、輸入総量の78%(19万トン)が同国産となっている。
フィリピンでは首都マニラを4月30日までロックダウンする予定だったが、終息の気配が見られず5月15日まで延長した。その影響で産地では収穫ができず、収穫ができたとしても輸出向けの包装ができない状況になっている。現地報道によると、今年の輸出量は例年の40%に当たる240万トンにとどまる見通しだ。
同国産バナナを取り扱うオイシックス・ラ・大地(東京都品川区)は、4月下旬~5月上旬に届ける予定のバナナの収穫ができないため、一部をエクアドル産に切り替えるという。
日本の輸入量の1割を占めるエクアドルでは、欧州連合(EU)を中心とする多くの輸出先の規制で輸出ができなくなり、出荷価格が暴落した。4月23日には、20の生産団体でつくる生産者連合が「今後3週間の市場出荷を止める」と発表した。
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May 03, 2020 at 05:04AM
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[新型コロナ] 輸入バナナ食卓から消える? 比で輸出減少エクアドルも - 日本農業新聞
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