新型コロナウイルスの感染者は、23日午後9時現在、全国で412人増え、国内感染者の累計は1万2326人となりました。そして、23日は25人の死亡が確認されました。
軽症と診断され、自宅待機中の21日に死亡した埼玉県の50代男性が、亡くなる前日に保健所の担当者と電話で話していたことがわかりました。男性に異常が生じたのは11日。38.6度の発熱や味覚の異常などがありました。16日にPCR検査で陽性が判明しましたが、埼玉県は病床が空くまで自宅待機と判断し、保健所が伝えていました。いったん熱は下がったものの、20日になって38度の発熱。男性は、熱が上がったり下がったりするなか、保健所の担当者との電話で「少し息苦しいが、今は大丈夫です」「38度を超える発熱があった」と話したといいます。これに対して県は「今は大丈夫」という言葉を受けて、夜間の入院を見送り、翌日入院させる方針だったということです。翌日、連絡が取れないと男性の父親が自宅を尋ねたところ、倒れている男性を発見したということです。すぐに救急搬送されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科・寺嶋毅教授:「軽症の場合でも数日で重症化したり、人工呼吸器管理が必要な呼吸不全に至ることもあるので、今後、このようなケースが増えてくることもある。息が切れるとか、呼吸回数が早くなる、動くとすぐはあはあする、もっと呼吸不全が進むと、陸にいても息が吸えない、溺れるような感じになるので、そのような症状を感じたら急いで救急に連絡したほうがいいと思います」
埼玉県は、自宅などで待機している人のために、血中の酸素の量を測定する医療機器『パルスオキシメーター』を配るなどの対策を行いたいとしています。東京都はすでに、軽症者の療養先のホテルにパルスオキシメーターを整備する方針を発表しています。しかし、寺嶋毅教授は使用に注意を呼び掛けています。
東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科・寺嶋毅教授:「(本来は)医療従事者が患者のことを知るために使うものなので、一般の方が使って、きちんと自分の状態を評価するのは、時には難しいこともある」
厚生労働省は、今回の事例などを受け、軽症者や無症状の人は、自宅ではなく、医療体制が整った施設での宿泊療養を原則とすることを決めました。
緊急事態宣言から半月余り。“自粛”と“経済活動”という相反する2つのなかで、多くの人たちに危機が迫っています。東京商工リサーチがまとめた新型コロナウイルス関連の経営破綻は、23日の時点で累計84件。特に今月入って59件と、急増しています。
千葉県・八街市の農業生産法人『旦千花』は、33ヘクタールの畑で、小松菜を独自に品種改良した江戸菜や水菜などを栽培しています。主な出荷先は学校給食や飲食店ですが、休校や営業自粛のため野菜の行き場はなく、毎日1トン以上を廃棄する状態となっています。
農業生産法人『旦千花』大槻真一郎社長:「(Q.ここにある野菜は)全部廃棄です。ごみ捨て場じゃないですけど、腐るのを待つ状態。しょうがない部分もあるが、作っている人間が捨てるのは忍びない」
旦千花の畑は、去年の台風15号でも大きな被害を受けました。
農業生産法人『旦千花』大槻真一郎社長:「(助成金は)まだ本申請もできない状態。もう半年経ちますからね。そろそろちゃんとした形でやりたいが、ビニールハウス1棟建てるにも相当なお金がかかる。固定費もかかる。社員の給料もそうだし、悠長なことは言ってられない状態」
今月の売り上げは例年と比べて9割減だといいます。この危機を乗り越えるため、大槻社長は23日からネットでの野菜の通販を始めることにしました。
農業生産法人『旦千花』大槻真一郎社長:「飲食店だけに頼っていた部分が非常に強いので。一番はこれを食べてくれている人たち、料理をしてくれる人たちが、笑って美味しかったと言ってもらえるように、ただただ当たり前のように毎日同じことをやるのが大切かなと思う」
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April 23, 2020 at 09:30PM
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「行き場なく毎日廃棄」逆境に立ち向かう農業の現場 - テレビ朝日
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