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Thursday, April 9, 2020

農作業すると宿泊費無料 農泊プラン好評 山形県天童市観光果樹園 労力不足の一助 収穫期の労働力不足解消につなげようと - 日本農業新聞

離農した農家宅を買い取り整備した農泊用の住宅(山形県天童市で)

摘花作業を行うやまがたさくらんぼファームの矢萩代表(同)

労力不足の一助


 収穫期の労働力不足解消につなげようと、山形県天童市で観光果樹園を運営する、やまがたさくらんぼファームが、農業体験をしたら宿泊費が無料となる農泊プランを4月から始めた。離農した農家の住宅を買い取り、宿泊や研修向けに整備。参加者は安価に田舎暮らしが体験でき、生産者にとっては労働力不足の解消にもつながることが期待される。

 同ファームではサクランボ5ヘクタールを中心に果樹を8ヘクタール栽培しており、5、6月のサクランボ最盛期には40人程の従業員を雇用している。だが、短時間や勤務日数の少ない作業員も多く、人手不足が課題となっていた。

 農泊プランは、「体“換”農泊」と名付けた。サクランボの収穫や箱詰めといった4時間の農業体験が素泊まり1泊分の料金に充当される。6泊7日のモデルプランでは8時間の農業体験を3日行うことで、6日分の宿泊費が無料となり、余った日数は果樹園を拠点として周辺の観光に出掛けることが可能だ。宿泊日数は担当者と話し合いの上で調整する。

 参加者にとっては宿泊費が省けることに加え、農村地域への宿泊ならではの早朝の果樹園散策や地域の人々との交流など、田舎暮らしを体験することができる。果樹園側にとっても農業体験が不足している労働力の助けになり、双方にメリットは多い。矢萩美智代表は「農作業に加えて、食や温泉など、より地域の暮らしを体験してもらうことで、この地域のファンになってもらいたい」と期待する。

 宿泊する住宅は果樹園に隣接した4LDKで、Wi―Fiや台所を完備しており一度に10人ほどが宿泊可能。時間に余裕があるリタイア世代や学生の利用を見込んでいる。

 プランはホームページ上で受け付け。新型コロナウイルスによる逆風下でも問い合わせは数件来ているという。
 

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