テレビ高知
もっと楽に！もっともうかる農業へ！施設園芸にデジタル技術を導入し、効率化や高品質化を目指す組織が発足しました。
農家の高齢化や人手不足が進む中、高知県は施設園芸へのデジタル技術の導入を進めています。農家の勘と経験に頼っていたハウスの温度、湿度、炭酸ガス濃度などの生育環境をデータで管理し、安定した収穫と品質の向上が狙いです。県によりますと何らかのデジタル技術を取り入れて環境制御をしている農家は1400戸に増えているということです。県ではさらなるデジタル化を進めようと、「Next次世代型」といわれる新しいシステムの研究を始めていて、ハウス内の環境や生育状況をカメラなどで自動測定。データは「IoP（植物のインターネット）クラウド」と名付けられた情報基盤に蓄積し、農家の間で共有することを目指しています。
2年前、産官学が連携しこのシステムの協議会が設立されていて、このほど発足した「IoP推進機構」は協議会の中で中心的な役割を担います。キャッチフレーズは「IoPでもっと楽に！もっともうかる！農業」です。
「ビニールハウスがネットにつながっていない。ネットにつなげてデータを見守って制御することによっていかに園芸が楽になるか。楽にしたうえで効率を上げて品質を上げる作業を目指したい。」（IoP推進機構 武市智行理事長）
推進機構は2年後、2022年度からの「IoPクラウド」の運用開始を目指しています。
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March 24, 2020 at 05:54PM
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