独立行政法人 製品評価技術基盤機構のNITE(ナイト)は、これから使用頻度が増える電気暖房器具のうち、「こたつ」と「電気ストーブ」による火災の危険性を注意喚起している。
2017〜2021年度の5年間で、同機構に通知された製品事故情報のうち、「こたつ」と「電気ストーブ」の事故は、347件も発生。そのうち26件は、死亡事故だったという。
こたつ、電気ストーブの気を付けるポイント
電気暖房器具は、火を使わないため安全に見えるが、可燃物がヒーター部に接触したことによる火災「ゼロ距離火災」や、電源を切らずにその場を離れたり、電源コードの異常を放置したりしたことによる火災「ほったらかし火災」が発生している。
NITEは、使用時に気をつけるべきポイントを5つ挙げている。
1.可燃物と接触しないように距離をとる。衣類などを乾かさない。
2.就寝時や外出時に電源プラグをコンセントから抜いておく。
3.電源コードの破損がないか点検する。電源コードは踏まない、引っ張らない、折り曲げない。
4.定期的に清掃を行ない、ほこりを取り除く。
5.リコール対象になっていないか確認する。
1と2については、危険だと知らずに衣類を乾燥させていたり、コンセントを抜かずに放置していた人も多いかもしれない。今後は危険行為だと心に留めておきたい。
また3〜5については、購入から数年〜十数年が経過している製品を使用している場合は、特に気をつけたい。
電気暖房器具を使い始めただろう今、改めて上記5つのポイントに注意し、事故を未然に防ごう。
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December 14, 2022 at 02:05PM
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