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Monday, October 24, 2022

学校農業クラブ全国大会あす開幕 北陸の魅力、思い出に 3県の農高生、準備に汗 - 日本農業新聞

 “農業高校の甲子園”と呼ばれる「第73回日本学校農業クラブ全国大会」の参加者に最高の思い出をつくってもらおうと、開催地・北陸3県の農高生が準備に汗を流している。北陸の魅力があふれる動画や伝統的工芸品などを手作り。26日から始まる大会では、全国から集う仲間を精いっぱいもてなす。(町出景利、本田恵梨)

観光名所の動画制作

 新型コロナウイルス禍でも全国の来場者を歓迎できる方法はないか――。大会事務局を担う富山、石川、福井の3県12高校の生徒で話し合い、3県の観光名所を楽しめる動画の制作を発案した。生徒実行委員長の吉村絵里さん(石川県立翠星高3年)らは「思い出となり、旅行する時などに役立てばうれしい」と考えた。

 生徒が名所を案内する形とし、4~6月に各校で分担して撮影。紹介するのは石川県の「兼六園」や富山県の「砺波チューリップ公園」、福井県の「東尋坊」など14カ所。

 動画を視聴できる2次元コード(QRコード)が付いたクリアファイルを各会場で参加者全員に配る。ファイルには3県の地図に加え「ようこそ北陸へ」と印刷し、5500枚を作り上げた。

手のひら大「菅笠」手作り

▲手作りした菅笠などの記念品(富山県立中央農業高校提供)


 伝統工芸を生かしてもてなすのが、クラブ員代表者会議を担当する富山県立中央農業高校だ。農作業などの日よけに使われてきた菅笠(すげがさ)を手のひらサイズにアレンジして手作りし、会議を運営する生徒に贈る。

 菅笠は国の伝統的工芸品に指定されており、富山県高岡市福岡町は全国の生産の9割を担う。材料となるスゲの栽培が全国的に衰退する中で、興味を持ってもらおうと生徒有志で作成した。

 他にも、同校が地域でのふれあいの場にしようと、1000本以上植樹してきた桜の花びらを使った記念品も企画。食用として塩漬けにした花びらを塩と小瓶に入れた。会議の参加者全員に配れるよう、約180個を食品加工コースの生徒らが手作りした。

 同校は「記念品を通じて北陸の魅力を知ってほしいという生徒の気持ちが伝わり、参加して良かったと思ってもらえる大会にしたい」と期待する。

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