外皮も中袋も商品化 和歌山、ミカンで「稼ぐ農業」追求 - 日本経済新聞

2022年7月29日に公開したシリーズ企画「データで読む地域再生」では、面積あたりの農業産出額が大きい「稼ぐ農地」の秘訣を探りました。生産コストの低減や、高収益な作物への転作など要因は様々ですが、成果を上げている地域に共通するのは農業という仕事に対する情熱です。

ミカン（和歌山県）　外皮も中袋も商品化、稼げる農業を追求

外皮の乾燥後は異物が混じっていないか人の目でチェックする（和歌山県有田市の早和果樹園）

ニンニク（青森県）　葉タバコから転作増加、加工品は海外へ

機械収穫のほか、ニンニクの玉を傷つけないように手掘りでも収穫する（青森県田子町提供）

ナス（高知県）　夏野菜を冬にハウス栽培、オランダの技術導入

夏野菜のナスは高知ではハウス内で冬季に育てられる

ブドウ（長野県）　リンゴ産出額上回る　首位の山梨県を猛追

JA中野市はシャインマスカットの栽培を拡大している

コメ（北海道）　「酒米の王様」山田錦、生産地の北限克服

北海道産「山田錦」で試験醸造した日本酒を手に取る加藤農場の加藤社長（札幌市）

レタス（長崎県）　低コスト化実現、国際認証で付加価値高める

「長崎県雲仙市で栽培しているレタス」（JA島原雲仙南串レタス部会提供）

ブロッコリー（静岡県）　機能性表示食品、産官学で開発

静岡県は農業の高収益化に産学官連携で取り組む（開発した特定の有効成分を含むブロッコリー）

サツマイモ（茨城県）　作付面積拡大、焼きいも人気で需要高く　

茨城県は需要が伸びているサツマイモの作付面積拡大を後押ししている

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July 31, 2022 at 03:00AM
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