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Friday, April 15, 2022

先端技術でホウレンソウをスマート栽培 担い手確保や遊休農地活用へ 農業法人が新会社 - 神戸新聞NEXT

 兵庫県たつの市に接する同県姫路市林田町下伊勢地区で、農業の担い手確保や遊休農地の活用に向けてホウレンソウの試験栽培に取り組んでいた農業法人が新会社「シラサギファーム」を設立した。貨幣処理機大手グローリー(姫路市)の先端技術を取り入れたスマート農業の導入や省力・省人化の加工工場を開設する。同ファームは15日、生産から加工・販売を担う6次産業化や地域活性化を目指し、同市と協定を結んだ。(井上 駿)

 同ファームは、同地区周辺の遊休農地を集約してホウレンソウの露地栽培を展開し、自社工場で冷凍加工して外食用に出荷するビジネスモデルを計画。2022年度は約10ヘクタールの農地から150トンの収穫を見込む。30~50ヘクタール規模まで農地を確保して25年度にも自社工場を開設し、10~20人の地元雇用も予定する。売り上げは5億~10億円を目標とする。

 同社の母体は、野菜の6次産業化を手がける農業法人「ワールドファーム」(茨城県つくば市)で、18年度から同地区と協力。高齢化や後継者不足で担い手のいない水田を畑に転換し、高収益作物のホウレンソウの試験栽培をしてきた。

 事業の本格化に向け、ワールドファームやグローリー、金融サービスのNECキャピタルソリューション(東京)、建設会社のあおみ建設(同)の4社が共同出資して、今年3月に資本金7615万円でシラサギファームを設立。グローリーは画像認識による農作物の選別や工場内の自動化で協力し、NEC-は経営面を、あおみ建設は土壌改良で連携する。姫路市は農地や工場の用地確保を支援する。

 15日に市総合福祉会館(同市安田3)で協定締結式があり、シラサギファームの益子(ましこ)照史社長は「遊休農地の活用に向け、新たなビジネスモデルを構築したい」と意気込んだ。清元秀泰市長は「農業の課題解決だけでなく、食料自給率の向上や脱炭素社会の実現にも貢献する取り組みで、市として全力で支援する」と期待感を示した。

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