七尾市の七尾東雲高校の生徒らが育て、昨年十一月の「全国農業高校お米甲子園2021」で「最高金賞」を受賞した米が二十七日、近くの朝日小学校の給食に登場した。栽培を手伝った石井昌嘉さん(67)=同市八田町=が仲介して実現。一〜六年生約二百人が「日本一」の味を堪能した。
十二回目を迎えた大会で県内の高校が最高金賞に輝いたのは初めて。総合学科農業系列の二年生が同市八田町の棚田で育てた大粒で知られる品種「いのちの壱」を出品。全国八十四校から百八十八検体が集まり、成分や粒ぞろい、味、香りなどを競った。
給食での活用は、三十日までの「全国学校給食週間」に合わせた取り組み。朝日小の二年生が、生活の時間で石井さんに米作りについて教わった経緯もあり、石井さんが「ぜひ子どもたちに食べてほしい」と米を提供した。
二十七日は、豚汁や「七日炊きごぼう」などと共に振る舞われた。新型コロナウイルス感染防止のため、児童たちはしゃべらず黙々とご飯を口に運んだ。松林湊叶(みなと)君(五年)は「やわらかくて甘かった。日本一と聞いてすごいと思った」とモグモグ。香川詩織さん(同)は「テカテカでモチモチ。食べるとすぐいつもと違うと分かった」と語った。
同小によると、普段は時間が足りずご飯を残す児童もいるが、この日は残飯はほとんどなかった。七尾東雲高で農業を教える臨時講師、出村豊さん(66)は「残さず食べてくれてうれしかった。日本一よりも、隣の学校に結び付けられたのが良かった」と話した。(稲垣達成)
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