
2021年11月24日(水)午後7時42分 更新
十勝地方の東部に広がる農業のまち、本別町。 ここで畑作を営む前田茂雄さん(46歳)は、入植からおよそ120年にわたってこの地に根ざしてきた農家の4代目。十勝への愛にあふれています!
取材:NHK札幌 宮内亮吉ディレクター
前田茂雄さん
十勝はいいっすよ!
「十勝」という言葉で19市町村がまとまってる感があるし、
先代のじいちゃん方が開拓したところで仕事ができるっていうのは、
土壌を作ってくれた人たちのおかげですからね。
前田さんが生産する小麦は全国60店舗以上のパン屋に卸すほどの人気ぶりで、「食糧基地・十勝」のブランドは依然根強いものがあります。
しかし、前田さんにはある不安が。町の労働力の減少です。実は、本別町では、15歳以上65歳未満の人口が、20年後にはいまの半数以下になることが想定されているのです。
前田さんの畑の周りには、町の小学校、中学校、高校が囲むように建っています。これは、子どもたちに日常的に農業を感じてほしいと、前田さんの祖先が農地の一部を学校建設用に寄贈したためです。
「地域を支える農業」。それこそが農業の存在価値だと、前田さんは考えを新たにしています。
前田茂雄さん
まずは身近なところから農業を知ってもらっていったほうが
伝わりやすいんじゃないかなというのは思いますね。
町のことが「自分ごと」になっていれば、人口は少なくなったとしても
「関係人口」は続くんじゃないかと思っているので。
地域の「雇用」に貢献するポップコーン?
前田さんはいま、ある商品の開発に力を入れています。それが、ポップコーン。
レンジで手軽に調理でき、素材を感じられる一品。発売を始めた4年前は8万個の出荷でしたが、いまではおよそ50万個に増えました。
ですが、前田さんには売り上げ以上に重視していることがあります。それは「地域の雇用を確保する」ことです。
自前で工場を建てて生産ラインを持つことで、原料を卸すだけでなく、加工・包装などの工程もまかなえる体制に。すると、農閑期の冬を含めて1年を通した雇用が可能になったのです。
前田茂雄さん
最終的な目標は何ですかって言われたら、農業を持続させること。
それには「人」がすごく重要で、
実際にポップコーン作りで純粋に雇用が8人くらいは増えているので、
そういう意味では地域にも貢献できているかな。
十勝の農業を「自分ごと」に!世代・ジャンルを超えたコラボで仲間を増やせ!
生産体制を整えたいま取り組んでいるのが、十勝の農業の理解者=仲間を増やすことです。大手通販会社の協力を得て、産地の名前や特徴をよりアピールできる売り出し方を模索します。
前田茂雄さん
他の産地と一緒に取り組むことによって相乗効果が生まれないか。
レギュラー商品とは別になんかもうひとつ、
そういうことをやれたらいいなっていうふうに思っています。
通販会社バイヤー
いいと思います。売れる売れないだけを目標に置くんじゃなくて、
やっぱり地域おこしみたいなものが目的になるので。
前田茂雄さん
なるほど。
さらに、若い世代への働きかけにも力を入れています。この日、農場に招いたのは大学生。
実は、今後新たに売り出すキャラメル味の風味と食感を、道内で食品加工を学ぶ学生たちと共同で研究しているんです。
酪農学園大学4年 佐藤瑚太朗さん
食感と甘さのどっちを比重に置くかですね。
前田茂雄さん
なるほど。食感、たしかに違いますね。
こうした取り組みは、十勝の農業への理解にもつながっているようです。
佐藤瑚太朗さん
私自身もこのプロジェクトに参加するまで本別町を知らなくて、
地域密着がしっかりとできているのかなという実感も湧くので、
とても良い経験になりました。
さらに、その日の午後には地元・本別高校の生徒たちを招いての試食会。
子どもたちから集めた意見は、商品に反映させていきます。
周囲の協力を得ながら、地域を豊かにする農業を続けていきたい。前田さんの願いです。

前田茂雄さん
地元の声が商品に実装されているのを見たときに、
やっぱり彼らも(地元を)思い出すと思うんですよね。
それが刺激になって彼らが何か動き出してくれれば、
必ず町っていうのは持続化させられると思うので。
こういう田舎でもまだ絶対チャンスがあるっていうところを、
一緒に描いていきたいですね。
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November 24, 2021 at 05:42PM
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