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Thursday, November 25, 2021

世界農業遺産国際会議 多様性を次世代へ 佐渡、能登 認定から10年 - 日本農業新聞

 【いしかわ】国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産国際会議2021が25日、石川県七尾市の和倉温泉を主会場に開幕した。「トキと共生する佐渡の里山」(新潟)と共に「能登の里山里海」(石川)が国内初の世界農業遺産に認定され、10周年を迎えた記念に開いた。伝統的な農業や自然環境、生物多様性などの次世代への継承に向けて議論を深める。海外からはオンラインで参加した。

 国内での同会議は8年ぶり2回目。開会式には約200人が参加した。

 谷本正憲石川県知事、下野六太農水大臣政務官らがあいさつし、屈冬玉FAO事務局長がビデオレターを寄せた。

 基調講演で谷本知事は、農業遺産の認定を機に設立した里山振興と農業参入支援の両ファンドによって225の特産品が誕生し、約500ヘクタールの耕作放棄地が解消した成果などを発表。脱炭素社会に向け、燃料電池自動車の水素ステーション建設に着手する考えも示し、「世界農業遺産のトップランナー」を目指すとした。

 ハイレベルセッションや分科会では、オンライン参加者を交え、世界農業遺産の認定地が果たすべき役割や方向性を議論した。

 世界農業遺産はFAOが02年に創設した。世界22カ国の62地域、国内では10県の11地域が認定されている。

 26日は記念シンポジウム、分科会報告、「能登コミュニケ」採択などを実施。27日に能登5コースの現地訪問を行う。

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