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九州各県の農業産出額で大分県は下から2番目。 県内の産出額は減少傾向が続いている。 こうした中、県はある野菜の生産拡大に集中的に予算を投入し、大分の農産物の“顔”に育てようと取り組んでいる。 目指すのは産出額100億円だ。 温かい鍋料理がおいしい季節。 今回、県が一気に生産拡大を目指しているのが、この鍋料理でも大活躍の野菜「ネギ」。 ◆県園芸振興課 徳丸健太郎主幹 「『ねぎ産出額100億円プロジェクト』ということで」 県が打ち出したのは現在57億円のネギの産出額を2年後の2023年には100億円まで増やすプロジェクト。 九州各県の園芸作物を見ると熊本はトマトが408億円。 福岡はイチゴ220億円など“顔”となる品目があるが、大分は最も多いものでもネギの57億円。 県全体の農業産出額も減少傾向で、2019年に45年ぶりに1200億円を下回っている。 2021年3月には「県農業非常事態宣言」が発表され対策が始まった。 ◆県園芸振興課 徳丸健太郎主幹 「まずは100億円に一番近いネギで100億円を達成して大分県の顔となる品目に育てていきたい」 ネギの生産拡大に向け県は、2021年度およそ4億円の予算を確保。 ネギの生産者が新たな機器を導入する費用の補助や栽培規模を拡大する際の農地の確保を後押していくことにしている。 豊後大野市の企業では、およそ15万平方メートルの敷地で白ネギを作っているが、県の施策も活用し規模を拡大していきたいと話している。 また、会社では効率的に収穫作業などを進められるようトラクターの動きをGPSで管理できるシステムを3か月前に導入。 負担軽減にも取り組んでいる。 ◆シセイ・アグリ 衛藤勲社長 「農業は経験と勘と言われ続けた産業で、多分感覚的に今まで分かっていたことをグラフや表にするとかで見える化していくと必ず改善のポイントが見える」 若い人材も奮闘している。 高校で農業を勉強し、2021年春に入社したばかりの新入社員の渡辺さん。 品質や作業時間の管理などを担当している。 ◆渡辺彩乃さん（19歳） 「農業に興味があってこの会社に就職しようと思った。みんな100億に向けてすごくがんばって仕事をしているなと思っていて、私も頑張ろうと思っている」 農業分野での存在感の低下に歯止めをかけるべく『ネギの大分』を目指す大分県。 産出額100億円という大きな目標に向かって走り出している。
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November 15, 2021 at 05:57PM
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「ネギ」を大分の農業の“顔”に!産出額100億円目指して奮闘 大分（フジテレビ系（FNN）） - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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