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Wednesday, October 20, 2021

群馬大病院 水道水から基準値超の窒素含む物質 乳児に症状|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

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前橋市にある群馬大学医学部附属病院で19日、入院している乳児に顔色が悪くなる症状が出ました。
病院が調べたところ、水道水から窒素を含んだ物質が基準値を大幅に超えて検出されたということで、病院は、原因がわかるまですべての診療科の外来を休止することにしています。

群馬大学医学部附属病院によりますと、19日午後5時ごろ、乳児が入院する病棟で、担当する看護師が、入院している乳児2人の顔色が悪くなっているのに気づきました。
この病棟には17人の乳児が入院していて、すぐに全員の血液検査をしたところ、このうち10人が血液に酸素が行き渡りにくくなる「メトヘモグロビン血症」と診断されました。
いずれも症状は改善し、命に別状はないということです。
病院は、乳児が病院の水道水を使った粉ミルクを飲んでいたことから、水道水の水質検査を行ったところ、「亜硝酸態窒素」と「硝酸態窒素」という物質の数値が基準値を大幅に超えて検出されたということです。
このうち「亜硝酸態窒素」は水道法で定める基準値の1万2000倍余りの、1リットルあたり490ミリグラムが検出されたということです。
病院の上水道は敷地内の井戸からくみ上げた水を浄化して使っているということで、病院は水道水の使用を中止し、市から給水車の派遣を受けるなどして対応しています。
また、20日から一部の外来診療や救急搬送の受け入れを休止し、21日以降も、原因がわかるまで27すべての診療科の外来を休止することにしています。
群馬大学医学部附属病院の齋藤繁院長は「ご迷惑をおかけしますが安全が担保されない状況で診療を続けることは難しい」と話しています。

病院には前橋市の給水車が配備され、市の職員が水を運ぶためタンクから災害用の給水袋に水を入れていました。
市の水道局によりますと、19日夜から20日正午までに飲み水や診療に使うための水を4000リットル余り供給したということです。
また、病院は飲み水が使用できないことや一部の外来を休止したことを院内放送で知らせたほか、入り口には「水道水の使用禁止」と書かれた紙が張り出されていました。
病院を利用している60代の男性は「心配ですし、特に病院ではあってはならないことだと思います」と話していました。
また、70代の女性は「外来診療が止まると困るので早く原因を突き止めて1日も早く改善してほしい」と話していました。

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