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Sunday, October 3, 2021

3つの農業協同組合とともに開発・運営する農業技術指導のDXソリューション「AGRIs by JA」を全国で提供開始 - PR TIMES


【サービス概要】

AGRIs by JAは、従来対面で行われてきたJAの営農指導をDXすることで、営農指導業務の効率化や質の向上に寄与します。プロダクトの開発や改善、配信する動画コンテンツの制作において、国内有数の農畜産物取扱高を有するとぴあ浜松農業協同組合(本店:静岡県浜松市、代表理事理事長:豊田 勇治)、晴れの国岡山農業協同組合(本店:岡山県倉敷市、代表理事組合長:石我 均)、越智今治農業協同組合(本店:愛媛県今治市、代表理事理事長:黒川 俊継)とAGRI SMILEで協議会を設立し実行しています。AGRIs by JAが提供する主な機能は以下のとおりです。
 

  • 協議会JAの営農指導員が実演・解説する100トピック以上(※1)の栽培基礎技術動画を視聴できます。作物ごとの栽培法はもちろん、畝立てや農薬散布、出荷調整などの作業、農業機械のメンテナンス、栽培基礎知識の講義などのコンテンツを揃えています(毎月更新予定)。
  • 各JAからの産地内限定の動画の配信、および、従来は文書やFAX等で配信していた生産者へのお知らせを掲載できる掲示板を設けています。
  • FAMICの農薬登録情報に基づき、適用作物名(※2)と用途から農薬を検索し、使用基準等を閲覧できるデータベースを搭載しています。
  ​

【サービス提供の背景】

AGRI SMILEでは、2019年よりJA・行政機関とのプロジェクトで、栽培技術を動画にまとめて産地内で共有するAGRIs for Teamの取り組みを進めてきました。プロジェクトを通して全国各地の生産者、指導員と対話する中で、生産者が信頼できる発信元からの栽培情報をオンラインでタイムリーに受け取れることや、就農者や従業員、直売所出荷者が基礎的な栽培技術を学べるインフラへのニーズの高さに気づきました。

また、JAの営農指導員の業務は、良質で安全な作物を生産するための栽培指導だけでなく、農業経営の指導や生産部会活動の支援、農地の利用調整、地域農業振興ビジョンの策定など多岐にわたっています。営農指導の現場では、一対一、対面でのコミュニケーションのために、遠隔地への移動や生産者からの問い合わせ対応に割かれる時間も少なくありません。新規就農支援や直売所の拡充といった、産地振興のための新しい取り組みを推進していくうえで、業務の効率化による指導員のリソース確保が求められています。

そこでAGRI SMILEでは、基本的な栽培技術や農薬の使用基準、JAからのお知らせを生産者がオンラインで確認できるサービスを構築することで、産地の農業生産の底上げや、指導員の業務負担軽減に寄与できると考えました。この構想に共感した3つのJAとともに協議会を組織し、動画の撮影・編集やシステム構築を行ってきました。
 


【JAにおいて期待される導入効果】
 
  • 動画や掲示板を使ったタイムリーかつ場所を問わない情報提供により、就農して間もない若手生産者の技術習得の早期化や、生産部会全体での技術力の底上げが期待されます。
  • 対面でのこまやかな営農指導が難しかった直売所出荷者の技術力向上、および農薬の適正利用の徹底により、コロナ禍で需要の高まる直売所事業の拡大に貢献します。
  • 家庭菜園でも実践できるような栽培ノウハウを広く提供していくことで、市民農園の振興による都市部の農地保全や、農業関係人口の増加を後押しします。
  • 遠隔での一対複数の営農指導を可能とし、指導の充実や指導員の業務効率化に寄与します。若手指導員が産地の垣根を越えて技術を学べるようになり、スキルアップが期待されます。

<とぴあ浜松農業協同組合 営農生産部 営農指導課 専門指導員 係長 高倉克弥様>
当組合では、営農指導事業として農業初心者や直売所出荷を目指す人向けに「とぴあ園芸教室」を開催しています。昨年度からのコロナ禍で実地開催ができず、動画配信で代替したところ受講者から高評価を得ることができ、動画による営農指導の可能性を感じました。また、当組合が運営する直売所出荷会員約2,000名に対して、定期的な講習会や個別指導は行っているものの、くまなく対応することができないことが課題となっていました。
AGRIs by JAを新たな営農指導ツールとして活用し、産地の生産力の維持・向上を図っていきます。

今後も、ユーザーアンケート等に基づくコンテンツ拡充や、営農に役立つ機能の追加などを、協議会JAとともに進めていきます。対面指導とオンラインでの情報提供を組み合わせることで、産地の生産力を維持・向上させるために欠かすことのできない営農指導事業の充実を目指します。また、AGRI SMILEでは、プロダクトとR&Dにより栽培現場のDXを多面的に支援していきます。

<サービス詳細ページ>
https://lp.agri-smile.app/

<reference(※)>

  1. 農林水産省の作況調査対象となっている野菜(計41品目)のうち、87%を網羅しています。
  2. 農薬取締法に基づく農薬登録において定められる、当該農薬を使用できる作物を指します。

<会社概要>
株式会社 AGRI SMILE
代表者:代表取締役 中道 貴也
事業内容:農業のDXプラットフォーム事業
資本金:211,850,000円(資本準備金を含む)
設立:2018年8月31日
所在地:〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3丁目28-5 Axel御茶ノ水102
HP:https://agri-smile.com/

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October 04, 2021 at 06:00AM
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