1/2
任期満了に伴う茨城県知事選は5日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属の現職、大井川和彦氏(57)=自民、公明、国民民主推薦=が、無所属新人の元茨城大副学長、田中重博氏(74)=共産推薦=を破り、2回目の当選を果たした。投票率は35・02%(前回43・48%)だった。ほかに、任期満了に伴う行方市長選は現職の鈴木周也氏(49)、東海村長選は現職の山田修氏(60)がともに3回目の当選を決めた。県議選の土浦、石岡両市区補選(ともに欠員1)も当選者が決まった。 知事選は、新型コロナウイルス対策や、日本原子力発電東海第2原発の再稼働への姿勢など大井川県政の1期4年の審判が焦点になった。 今回は、国の緊急事態宣言と県独自の非常事態宣言の発令下での選挙戦となり、両陣営とも選挙活動の制約を強いられた。 大井川氏は、感染拡大防止の観点から街頭演説を実施しない方針を示すなど政策発信が難しい状況の中、医療崩壊を防ぐための病床確保やワクチン接種加速などのコロナ対策強化、「失敗を恐れず挑戦する県政」を合言葉に取り組んだ企業誘致などの実績と継続を強調。街宣車での遊説に加え、インターネットの会員制交流サイト(SNS)などを積極的に活用して有権者に訴えた。 大井川氏は昨年12月、再選を目指し知事選に立候補する意向を示し、自民党県連に推薦を依頼。自民が推薦を決めると、公明、国民民主も推薦決定。県市長会や県町村会のほか、連合茨城、県農政連、県建設業協会など700を超える団体が次々と推薦を決め、保守分裂の激戦となった2017年の前回知事選と打って変わった様相となった。 一方、「いのち輝くいばらきの会」が擁立した田中氏は、共産の推薦を得て、コロナ対策の抜本的見直しや東海第2原発の再稼働反対と廃炉などを訴え県政刷新を主張したが、届かなかった。 大井川氏の得票数は65万9459票で、三つどもえの激戦となった初当選時の前回の49万7361票を上回った。 投票率はコロナ禍の影響もあり過去最低(2001年の29・93%)更新も懸念されたが、期日前投票が13・70%(前回14・25%)と比較的好調で、当日の投票率も20%を超えた。 【大井川和彦(おおいがわ・かずひこ)氏の略歴】当選2回。元=ドワンゴ取締役、マイクロソフト執行役、経済産業省商務流通政策グループ政策調整官補佐。東大法学部卒。水戸市五軒町 ■知事選開票結果(選管最終、敬称略) 当 659,459 大井川和彦 57 無現 - 168,876 田中重博 74 無新
からの記事と詳細 ( 茨城県知事選 現職大井川氏が再選 共産推薦の新人破る(茨城新聞クロスアイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3thEf1M
日本
No comments:
Post a Comment