
放置竹林が全国で拡大する中、竹を粉砕したチップを農業で活用しようと農業高校が奮闘している。菊の堆肥や、雑草を防ぐマルチなどとしての活用を研究。軽さを生かした省力化やコスト削減、環境への配慮といった素材の利点を生かし、活用方法を見いだすことで、竹林整備につなげる。(本田恵梨)
省力化など可能性
大阪府立園芸高校(池田市)は、竹チップを堆肥とした菊栽培の研究に今年度から乗り出した。竹チップをマルチの代わりに敷いて雑草を抑制する効果も確かめる。同校によると花き栽培での竹チップの活用は珍しい。 フラワーファクトリ科2年生の8人が取り組む。竹チップは5ミリ以下に粉砕し、1リットル当たり0・4キロと軽量。未活用の地域資源を利用することで、環境に配慮した農業やコスト削減を実現する他、軽さを生かした省力化などにもつなげる。 研究では、半年ほど寝かせて乾燥させた竹チップを5センチの厚さで防草用にマルチングした区と、同量(1アール当たり1・5トン)の竹チップを堆肥としてすき込んだ区を用意。マルチにした竹チップを2作目ですき込み、上から新たな竹チップをマルチとして敷くといった循環ができるようにする。研究班の本橋杏汰朗さん(16)は「竹チップを知らない人もまだ多いと思う。良い結果を得て広めることで、放置竹林の解消に役立ちたい」と意欲を語る。 これに先立って研究に取り組むのが、兵庫県立播磨農業高校(加西市)だ。水稲に施肥せずに竹チップだけを肥料とした栽培に挑戦。2016年に「ヒノヒカリ」と「恋の予感」で、10アール当たり1トン混ぜることで、慣行栽培と変わらない収量を確保でき、食味は上回ることを確認した。 両校の研究には、竹チップの活用を研究する兵庫県立大学の菊川裕幸客員研究員が協力。「竹チップは省力化やコスト削減などさまざまな可能性を秘めた資源。農業でも役立つことを証明して普及したい」と意気込む。
放置林 全国で拡大
放置竹林は、輸入タケノコの増加や担い手の減少などで増加が続く。周囲の森林や農地などに侵入する、鳥獣害のすみかとなるなどの問題につながる。林野庁によると全国の竹林面積は、17年3月末時点で16万7000ヘクタールで、5年間で約5000ヘクタール増えた。 解消に向けては、兵庫県丹波篠山市が竹チップを作る粉砕機を市民に貸し出すなど、自治体独自の取り組みも進む。 菊川客員研究員は「活用方法となる出口を用意すれば、竹林整備を進める流れにもつながる。地域での利用促進に向け、農高生の活躍に期待したい」と話す。
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June 15, 2021 at 08:07AM
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