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Friday, March 5, 2021

5歳餓死、母親が「ママ友」にだまされたと気付いたのは…死亡から2か月後 - 読売新聞

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 福岡県篠栗(ささぐり)町で昨年4月、5歳の男児が餓死し、母親の碇利恵容疑者(39)と知人の赤堀恵美子容疑者(48)が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件で、赤堀容疑者は、碇容疑者の三男・翔士郎ちゃんが死亡した後、碇容疑者に対し様々な隠蔽いんぺい工作を指示した疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。

 警察の聴取を受ける前には、生活状況などのやり取りが残る携帯電話を捨てるように命令。子どもが餓死するほど生活に困窮していた理由については、「生活保護費などはパチンコで使った」と説明するよう指示していたという。

 赤堀容疑者は、共通の「ママ友」を暴力団に通じた「ボス」と偽り、恐怖心を利用して碇容疑者の心を掌握したとみられ、トラブル解決などの名目で再三、金を要求した。総額は約1200万円に上るとされる。事件当時、碇容疑者は現金をほとんど所持していなかった。

 碇容疑者がだまされていたことに気づいたのは、翔士郎ちゃんの死亡から約2か月後。福岡県警の調べで、ボスの存在などが虚偽だったと判明したときという。県警によると、碇容疑者は逮捕前、「(赤堀容疑者を)許せない」と話した。

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