緊急事態宣言下で国民に外出自粛を呼びかける中、また発覚した与党議員による夜の飲食。内閣支持率の低迷に悩む政府・与党は17日から始まった新型コロナウイルスワクチンの接種を政権浮揚の契機とする思惑があったが、その日に身内に水を差された形だ。自民党は飲食が発覚した白須賀貴樹元文部科学政務官を即時離党に追い込んだが、党内のたがの緩みが露呈した。菅義偉内閣発足後初の国政選挙となる4月25日の衆参3補選・再選挙などへの悪影響を危惧する声も出ている。
事態の推移は早かった。週刊文春電子版が17日午前、東京・麻布十番の会員制ラウンジに出入りする白須賀氏の様子を写真付きで報道。白須賀氏が党本部に離党届を提出しに来たのは午後1時過ぎだった。二階俊博幹事長と15分ほど面談した白須賀氏はその後の取材に「今の時期に軽率な行動はしてはいけないとよーく分かっているが、店長から『お客さんが1組しかいない』と聞き、お金を落としてあげようと思って1時間だけ行った」と釈明。「本当にすみませんでした」と2度にわたって神妙な面持ちで頭を下げた。
発覚の時点で離党は必至だった。自民党では松本純元国家公安委員長ら衆院議員3人が緊急事態宣言下の1月18日夜に東京・銀座のクラブに出入りしていたことが1月末に発覚。当時は時短に従わない飲食店などに罰則を科す特別措置法の改正論議の最中で、3人は離党に追い込まれた。
白須賀氏はこの後に夜の飲食に出かけており、報道の時点で党幹部は「ばかじゃないのか」と怒り、白須賀氏が所属する細田派関係者も「離党だな」と突き放した。白須賀氏は自公が政権を奪還した2012年衆院選で初当選し、その後問題を起こしてきた「魔の3回生」の一人。派手な交遊も党内で有名だった。
政府・与党は国政3補選・再選挙で少なくとも1勝することを目指す。それだけに白須賀氏の問題の切り離しに躍起で、自民党の下村博文政調会長は記者会見で「言語道断だ」と述べ、公明党の竹内譲政調会長も会見で「責任を取るのは当然。もういいかげんにしてもらいたい」と非難。二階氏も「批判を真摯(しんし)に受け止め、より一層、各議員に規律の徹底を図ってまいりたい」とのコメントを発表した。【遠藤修平、野間口陽、東久保逸夫】
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