Tisu Kering: 農業遺産認定へ氷見市２次審査農水省、結果は来月

Wednesday, January 27, 2021

農業遺産の２次審査に臨む関係者＝氷見市役所で

　世界農業遺産等専門家会議が二十七日、農林水産省で開かれ、「氷見の持続可能な定置網漁業」をテーマに認定を目指す氷見市が二次審査を受けた。結果は二月中旬以降に発表される。

　審査は市役所でリモート形式で行われた。定置網の歴史や森との関わりなどをまとめた動画が放映された後、会議委員から魚つき保安林の効果、かかった魚のむだのない活用、栽培漁業の計三点の質問があり、林正之市長や漁協役員らが答えた。

　林市長は審査終了後、「動画は定置網の仕組みが分かりやすいと好評だった。興味深く質問していただき、手応えがあった」と話した。

　市の申請は二〇一八年に続いて二回目で、二〇年九月に初めて一次審査を通過した。この日の二次審査会は十二地域が参加。通過すれば日本農業遺産の認定が決まると同時に、世界農業遺産の認定申請へ道が開ける。　（小畑一成）

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