14日午後8時ごろ、山口県上関(かみのせき)町の本土側と長島を結ぶ上関大橋(全長220メートル)で、橋と県道のつなぎ目に幅8・8メートルにわたってできた約20センチの段差に乗用車1台が衝突する事故があった。車には30代女性と10代男性が乗っていたが、命に別条はないという。橋は直後に全面通行止めとなり、県は15日午後6時から緊急車両のみ通行可能としたが、一般車の通行のめどは立っていない。
県警柳井署や町によると、本土側から入ってすぐの場所でコンクリート製の橋に何らかの理由で段差ができたという。橋には送水管が通っているが、損傷はなかった。橋を管理する県は片側車線に砕石を敷いて段差をなくし、アスファルトで舗装する応急処置をした。県や国土交通省の職員が目視で調査したが、ひび割れなどは確認できなかった。
上関大橋は本土側と長島を結ぶ唯一の道路で、長島には町の人口2601人の半数にあたる1357人(いずれも1日現在)が暮らしている。
町は15日、移動のために住民を船でピストン輸送し、島に取り残された釣り客らについては県が15日夕に橋を約2時間通れるようにした。船を利用した長島の社会福祉法人「上関福祉会」の溪山(たにやま)浩範施設長(50)は「職員約40人の半数が島外で暮らし、車で通っている。船だと新型コロナウイルス感染のリスクも高まるので、一日も早く復旧してほしい」と話した。【脇山隆俊、大山典男】
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