[未来人材] 17歳。畜産農家の4代目 東京での“修行”決意 見識広げ父の支えに 鹿児島県鹿屋市 薬師大志さん 鹿児島県の鹿屋農業高校に通う薬師大志さん(17)は、畜産農家の4代目。鹿屋市の家で、学校で、肥育牛の世話をして日々、過ごしている。父は第11回全国和牛能力共進会(宮城全共)で優等賞1席を獲得した成人さん(43)。偉大な父に頼らず、「父の知らないことを勉強してサポートしたい」と就農に向けて修行を積んでいる。 幼い頃から家業を手伝ってきた。朝と夕方に牛舎で給餌や掃除を手伝う。休日の昼、サツマイモやダイコンを作る畑で作業するのは嫌だったが、牛の面倒を見るのは楽しかった。特別なきっかけはなく、自然と中学生のときに畜産農家になろうと決めた。 成人さんが宮城全共で優等賞1席を獲得し、歓声を浴びていたとき、大志さんは自宅にいた。「電話で受賞を聞いたが、どれだけすごいことなのかピンとこなかった」という。父の技術レベルの高さを知ったのは、農高に入って自分の手で牛を育て始めてからだった。 「父が肥育する牛と体つきが全然違う」。せり市で子牛を見ることはあっても、他の農家が育てた肥育牛を見る機会はない。同じように育てているはずなのに、自分が手をかけた牛よりも、家の牛の方が圧倒的にがっしりした体格をしていた。 外に出て自分の見識を広げたい。自宅の肥育牛の実力も知らなかった体験から、こうした思いを抱くようになった。4月から3年生になった大志さん。希望する進路は東京農業大学だ。国の中心部である首都東京で、自分が知らないこと、見たことがないものを吸収するため、大好きな地元を離れる決断をした。牛の内臓の作り込みを学んで、父を助けたいと燃える。 大学生の間に挑戦したいと思っているのは、アルバイト。普通の飲食店で働いてみるつもりだ。「別の仕事をして、畜産業がどんな仕事か見つめ直したい」という。薬師さんの家は家族経営。従業員の立場を経験することで、畜産農家として人を雇用するときに役立つとも考えている。 成人さんは大志さんを、「口数は少ないが、自分の考えをしっかり持っている」と評価する。「自分のやりたいように進んでほしい」と息子にエールを送る。 農のひととき 毎日、牛の様子を見ているが、餌を食べているところは見ていて飽きない。牛舎で作業していて、ふと牛を見ると無防備に眠っている。愛らしい姿に、口元が緩む。 牛がこうした姿を見せてくれるから、きつい作業も苦にならないのだと思っている。 日本農業新聞の購読はこちら>> 2020年04月26日
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