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Wednesday, January 8, 2020

農地復旧ハザードマップで 道の重要度、色で示す - 日本経済新聞

西日本豪雨の被災地、松山市の興居島で、愛媛大と地元農家が連携し、農地の早期復旧に役立てる「農業版ハザードマップ」を作成している。島ではかんきつ類の栽培が盛ん。農地と行き来する重要な道が色で示され、災害が起きた場合、どこを優先して修復すればいいのか一目で分かる。全国的に珍しい試みで、3月末までに一定の成果をまとめる予定だ。

西日本豪雨の被害を受け、ハザードマップ作成の準備をする農家の人ら(2019年9月、松山市)=間々田理彦・愛媛大大学院准教授提供

西日本豪雨の被害を受け、ハザードマップ作成の準備をする農家の人ら(2019年9月、松山市)=間々田理彦・愛媛大大学院准教授提供

松山市の高浜港からフェリーで10分。興居島には約600世帯、約1100人が住む。100戸近くが農業を営み、イヨカンなどを育てている。豪雨で犠牲者は出なかったが、77カ所の農業施設や農地が被害を受けた。

「真っ先に頭をよぎったのは園地のことでした」。かんきつ農家、青井秀典さん(43)が2018年7月7日の豪雨を振り返る。たたきつけるような雨が降り、農地に向かうために使う道は土砂や倒木で寸断された。

マップ作成のチームを率いるのは愛媛大大学院の間々田理彦准教授(農業経済学)。農地復旧にはまず道を修復することが重要だと考え、青井さんら地元農家への聞き取り調査に基づき、使用頻度などで色分けした。「優先順位をつけ、スムーズに工事を進めることが可能になる」と話す。

西日本豪雨の際、土砂崩れが起きたり、通行止めになったりした計110カ所以上も地図に記した。災害が起きた場所が分かり、被災状況が詳しく分からない中での行動の参考になる。復旧工事で必要になる重機が置かれた場所も示した。住民だけではなく、ボランティアもマップを利用することを想定。「マチュピチュ」など、地元の人たちが普段使っている地名の呼び名も記す。

間々田准教授は「今回の手法が確立できれば、他地域でのマップ作成も可能だ」と述べた。〔共同〕

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