トヨタ自動車が取引先のばねメーカーの設備トラブルにより一部工場の稼働を停止した問題。
ばねメーカー「中央発條」の社長が名古屋市で会見し、陳謝するとともに再発防止に取り組むと説明しました。
１０月１６日、トヨタの取引先のばねメーカー「中央発條」の愛知県豊田市にある工場で、生産設備の爆発事故が発生し、この影響でトヨタはグループ会社も含め９つの工場で生産ラインの稼働停止が発生しました。
「中央発條」の小出健太社長は名古屋市内で会見し、今回の事故について、「株主や取引先のみなさまなどにご心配とご迷惑をおかけしました。心よりおわび申し上げます」と陳謝しました。
そのうえで、爆発が起きたのは塗装したばねを乾かす「乾燥炉」と呼ばれる設備で、乾燥に必要な熱を作る「燃焼室」から「乾燥炉」にガスが流れ込み、引火して爆発したと説明しました。
「燃焼室」の温度調節がうまくいかなかったことが原因だということで、小出社長は「高温化したときの対処法がしっかりしていなかった。２度とこのような事故が起こらないよう徹底して対策を進めたい」と述べました。
会社では一部の工程を別工場で代替するなどしてばねの生産自体は正常化したとしています。
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October 30, 2023 at 05:02PM
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