象印マホービンは人工知能（AI）やドローンなどを活用したスマート農業の知名度向上に乗り出す。兵庫県内で生産したコメを自社の電子商取引（EC）サイトで売り出す。また、生産の様子や生育状況を動画にまとめて発信したり、試食会を開いたりしてスマート農業の知名度向上やイメージアップを目指す。消費が低迷する国産米の消費を促し、新たなビジネスチャンスを探る。
スマート農業のコメで商機を探る「ライスマイルNEXTプロジェクト」の一環。兵庫県内の農家がドローンで種まきや肥料散布をしたり、AIを使って生育状態を把握したりして育てるコシヒカリ「スマート米丹波篠山」を、象印のECサイト「象印ダイレクト」で販売する。
5キログラム入りで3780円（送料含む）。今秋の収穫分から販売する。販売代金の全額を生産技術の開発元や農家に還元する。将来的には従来の手法で生産したコメの販売や収益化も視野に入れる。
象印はコメを活用したおにぎり専門店や弁当店などを手掛けており、今回のプロジェクトも新事業開発室が企画した。スマート農業で生産したコメの紹介動画を社内向けに試験的に制作し、好評だったことなどから社外向けのプロジェクトとして実施を決めた。
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August 04, 2022 at 09:55AM
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象印、スマート農業で育てたコメをECで販売 - 日本経済新聞
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