安倍元総理大臣が奈良市の街頭で演説中に、銃で撃たれて殺害された事件で、逮捕された41歳の容疑者は、演説が始まる少なくとも1時間以上前には現場に到着していたとみられることがわかりました。
安倍元総理大臣は、8日午前11時半ごろ、奈良市の大和西大寺駅近くで、演説中に銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡しました。
警察は殺人未遂の疑いで逮捕した奈良市の無職、山上徹也容疑者(41)について、10日午前、容疑を殺人に切り替えて検察庁に送りました。
これまでの捜査で、容疑者は自宅から現場まで電車を利用したことがわかっていますが、少なくとも安倍元総理大臣が演説を始める1時間以上前には到着していたとみられることがわかりました。
NHKの記者が当日の午前10時20分ごろ、現場から北におよそ70メートル離れた歩道で撮影していた映像には、山上容疑者とみられる人物が現場の方向を見ながら歩く様子が写っています。
警察によりますと、これまでの調べに対し、「特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元総理大臣がこの団体と近しい関係にあると思い狙った」などと供述しているということです。
また、「前日に岡山での遊説会場にも行った」という趣旨の話もしているということで警察は念入りに下見するなど、襲撃の機会をうかがっていたとみて、詳しい状況を調べています。
【銃の試し打ちの板など押収】
警察によりますと、9日、山上容疑者の車から穴の開いた木製の板やアルミホイルがまかれたトレイを、それぞれ数点、押収したということです。
これらについて、容疑者は「板は試し打ちのために、トレイは火薬を乾かすために使っていた」と説明しているということです。
【容疑者の集合住宅 “電気工具ような音” 】
容疑者が住んでいた奈良市の集合住宅では、複数の住人が生活音とは異なる音を聞いていました。
容疑者と同じ階に住む50代の男性は「エレベーターで一緒になったこともありますが、うつむいた状態で足早に降りるなど、物静かでおとなしい印象でした」と話しました。
その上で、「しばらく前に、自分の部屋の近くから電気工具のキュイーンとかウイーンという音が聞こえ、何をしているのだろうと思ったことがありました。当時、マンションの管理会社から騒音についての通知が来たことを覚えています。いま思えば、手製の銃の製造に関係する音だったのかなと思います」と話していました。
容疑者の隣の部屋に住む60代の男性は「1か月以内に、のこぎりでギコギコと何かを切るような音がした。おそらく隣からの音だと思う」と話していました。
【現場近くの献花台 1000人以上の人の列】
奈良市の現場近くに設けられた献花台には、10日も多くの人が献花に訪れています。
家族連れや若い人が多く、正午前には、1000人以上が列を作っていました。
献花のために、岡山県から幼い娘2人と訪れた父親は「まさかこんなことが起こるとは思いませんでした。娘たちにはここに来ることで、政治や民主主義に興味を持ってほしいと思います」と話していました。
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July 10, 2022 at 09:48AM
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奈良市の安倍元首相銃撃事件 容疑者1時間以上前に現場到着か|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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