農家の人手不足が深刻になる収穫や出荷の農繁期に、県やＪＡが県外の農業支援サービス会社から人を派遣してもらい、農作物を収穫してもらう初めての取り組みが、２０日、砺波市で行われました。
県や県内のＪＡなどは、農作物の収穫や出荷で人手が不足する農繁期に担い手を確保しようと、県外にある農業専門の人材派遣会社と調整する「県農業支援サービス協議会」を５月、立ち上げました。
砺波市のタマネギ畑には、東京の人材派遣会社から６人が派遣され、２０日、地元のＪＡ職員からタマネギの収穫作業の手順を教わったあと、農業用機械に乗って収穫したり、規格外のタマネギを選別したりしていました。
収穫作業にあたった女性は「自分たちのできることを最大限やり、農家の役に立てたらうれしいです」と話していました。
県農産食品課の宮元史登園芸振興係長は「野菜栽培は米に比べて手間がかかるので、労働力の確保が課題です。農業支援サービスを農業者に知ってもらうとともに、活用して栽培規模を拡大し、稼げる農業をしてもらいたい」と話していました。
この人材派遣の取り組みは、県などが立ち上げた協議会が、一括して派遣会社との調整を行うことで、各農家が個別に人材を確保する手間を軽減できるメリットなどがあるということです。
今回派遣された６人は、２０日から２か月間、砺波市と富山市でタマネギやトマト、青ネギの収穫や出荷に向けた作業にあたるということです。
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June 20, 2022 at 10:11AM
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砺波市で農業支援サービス会社から人材派遣してもらい収穫作業｜NHK 富山県のニュース - nhk.or.jp
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