西崎啓太朗
年末年始を前に、江戸末期から続く縁起物の「那珂湊だるま」作りが最盛期を迎えている。茨城県ひたちなか市十三奉行の飯田隆司さん(71)と妻の恵美子さん(67)は、米やサツマイモを育てる傍ら、毎年だるまを作ってきた。自宅の農機小屋でだるまの顔を描いては、庭先で乾かす作業を繰り返している。
那珂湊だるまの額は、リーゼントヘアのようにせり出している。顔は鼻が高く、彫りが深い。当初は、船の安全や大漁を願うものだったという。恵美子さんは「額の出っ張りは、漁師が手を額にかざして沖を眺める様子を表していると言われています」と話す。
隆司さんは5代目で、小学4年の頃からだるまを作り始めた。油性の塗料で口を描いては乾かし、墨汁でひげを描いてはまた乾かす。一つのだるまを作るのに6回以上乾かすという。
隆司さんは「最近は手作業で顔を描かれただるまも減ってきたようだ」と語る。乾燥が進むのは西風が吹く寒い日。「干すことでだるまのつやも増す。天気とにらめっこの日々」と苦労を打ち明けた。
サイズは高さ7センチから45センチまでの18種類。2月上旬までに約1千個を作り、市内で開かれる暮れ市などで売る。最近は若者からの人気も高まっているという。恵美子さんは「『新年を迎えるのに、このだるまがないと』と言って購入してくれる20代の客と出会い、うれしかった」と笑う。
問い合わせは飯田さん(029・262・3725)へ。(西崎啓太朗)
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December 16, 2021 at 08:30AM
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リーゼントヘアのようなだるま 干せば干すほどツヤツヤに - 朝日新聞デジタル
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