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Friday, September 3, 2021

菅首相が退陣表明、後任選びは岸田・河野・石破氏が軸か…衆院選は11月の公算 - 読売新聞

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 菅首相(自民党総裁)は3日、退陣する意向を表明した。新型コロナウイルス対応への批判に加え、党内の求心力が低下し、党総裁選(17日告示・29日投開票)での再選は困難と判断した。総裁選には、すでに出馬を表明している岸田文雄・前政調会長(64)に加え、河野太郎行政・規制改革相(58)が立候補の意向を固めた。石破茂・元幹事長(64)も意欲を見せており、3人を中心に展開されそうだ。

 新総裁は10月上旬に首相指名選挙と組閣を行う必要があるため、衆院選は衆院議員任期満了(10月21日)以降の11月となる公算が大きい。新たな首相が10月に衆院を解散した場合、公職選挙法上で最も遅いケースは、11月28日投開票となる。

 首相は3日、党本部で開かれた党臨時役員会で、総裁選への不出馬と6日に予定していた人事の見送りを表明した。その後、首相官邸で記者団に、新型コロナ対策と総裁選の選挙活動について「 莫大ばくだい なエネルギーが必要で、両立はできない」と述べた上で、「感染拡大を防止するために専念したい」と語った。来週、改めて記者会見を開く。

 首相は二階幹事長ら党執行部を刷新し、局面を打開したい考えだった。しかし、総裁選直前の異例の人事に党内から反発が噴出し、人選も難航した。衆院選を巡っても解散か、解散を伴わない「任期満了選挙」かについて判断が揺れ動き、「菅離れ」が加速した。こうした情勢を踏まえ、9月末の総裁任期での退陣を決断したとみられる。

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