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Monday, August 9, 2021

【独自】小田急切りつけ容疑者「数か月前から生活保護」…自暴自棄になったか - 読売新聞

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 東京都世田谷区を走行中の小田急線車内で乗客10人が包丁で切られるなどして重軽傷を負った事件で、川崎市の自称派遣社員、対馬悠介容疑者(36)(殺人未遂容疑で逮捕)が調べに「数か月前から生活保護を受けていた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁が確認を進めるとともに、生活困窮で自暴自棄になっていた可能性があるとみて調べている。

 捜査関係者によると、対馬容疑者は都内の小中高校を出て中央大理工学部に進学したが、中退。その後、職を転々とし、昨年6月頃には人材派遣会社に登録してコンビニ店やパン工場などで働いていた。

 しかし、今年に入ってからは仕事をしていないことが多く、調べに対し、「生活保護を受給していた」と話しているという。

 事件当日の6日昼には、新宿区の輸入食料品店でベーコンやつまみなどを万引きし、警視庁に通報されていた。この直前にもコンビニ店で酒を盗んだといい、万引きの理由について「余計な金を使いたくなかった」と供述したという。

 対馬容疑者は「自分だけが不幸な人生だ」と境遇への不満を語り、電車内で面識のない女子大学生(20)に切りかかった理由について「勝ち組っぽいから」と説明している。事件前後の心境については、「迷いもあったが、刃物所持で捕まるのはばかばかしいと思い、実行した。逃げ惑う人の姿を見て満足した」と話しているという。

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