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Wednesday, August 11, 2021

帯農ファイト! 夏の甲子園きょう初戦 - 日本農業新聞

 夏の甲子園では、北北海道代表の帯広農業高校が12日に予定される、3日目の第一試合に登場する。同校には、道内をはじめ、全国の農高から応援が選手らに寄せられている。手作りのマスクや横断幕、オリジナルTシャツなどが各地から届く。選手らは、数々のエールを力に変え“農高魂”で勝利を目指す。

■全国から応援の品々

 全国350超の農業高校を擁する日本学校農業クラブ連盟(FFJ)は、黒地のマスクとメッセージビデオを贈った。

 「再甲」を今大会のテーマに掲げる同校。「最高の夏」と「再び甲子園で勝つ」などを意味する。これにちなんで、日本学校農業クラブ北海道連盟に加入する29校は、「再甲の舞台でFFJ魂を!」と書いた横断幕を届けた。横断幕は大阪府豊中市の宿舎にあり、選手のやる気の源になっている。

 道内の30農業高校は、心のこもったメッセージが入ったTシャツをプレゼント。背中の部分には「笑顔必勝帯農」「なつぞら旋風帯農」など各校からの応援メッセージとともに、下段には「みんなが帯農を応援しています!」と書いている。前の部分には、農業高校のある場所を記した北海道の地図に加えて「農業はひとつ」「帯農」と記している。

 農高仲間からのエールは、選手の活力になっている。主将の佐伯柊さん(森林科学科3年)は「とてもうれしい。応援を力に変えてぜひ勝利したい」と決意を語った。甲子園のスタンドでは、FFJの歌を流すなど農高らしさ全面に出した応援によって選手を元気づけたい考えだ。

■全中会長もエール

 JA全中の中家徹会長は11日の定例会見で夏の甲子園に言及し、北北海道代表の帯広農業高校に「特に注目している」と声援を送った。

 「部員の3割が農家出身」「選手の食事に校内で育てた野菜」など、農業系の同校ならではのエピソードを紹介。「3年前の準優勝校・金足農が記憶に新しいが、ぜひ帯広農の活躍にも注目してほしい」と呼び掛けた。

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August 12, 2021 at 04:06AM
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