厚生労働省は18日、静岡県内在住の20~60代の男女3人が英国で見つかった新型コロナウイルスの変異株に感染していたと発表した。3人には英国の滞在歴がなかった。海外の滞在歴がある人との接点もなく、市中感染したとみられるケースは国内で初めてで、感染源を調査している。
厚労省によると、静岡県で感染が確認されたのは20代と40代の女性2人と、60代の男性。20代の女性は今月上旬に発症した。40代の女性は20代女性の濃厚接触者で、数日後に発症した。いずれも不特定多数との接触はなく、自宅療養中。60代の男性は今月上旬に発症し、自宅で療養している。
また、厚労省は昨年12月31日に英国から帰国した東京都在住の20代男性が変異株に感染していたと発表した。今月2日に発症し、7日に都内の医療機関に入院。不特定多数との接触はないという。
厚労省は「現在、新型コロナウイルスの変異株が地域で面的な広がりを持っているとの証拠はない」とした。
英国で確認された変異株は、従来のウイルスに比べて感染力が最大で7割増していると推定される。一方、重症化率や致死率が上昇したり、ワクチンが効かなくなったりする根拠は見つかっていない。
変異株がなぜ静岡県で見つかったのか。英国で変異株が急拡大して以降、国内でも変異株の流入の監視を強化している。ウイルスのゲノム解析には数日間かかるため、国立感染症研究所が変異株をふるい分けるためのPCR検査を開発。その検査から、他の都道府県の陽性者から変異株の疑いがある1人の検体が見つかった。
厚労省や静岡県によると、…
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