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Saturday, January 30, 2021

息子の誕生直後、父が目にした数人の遺体 生と死に直面 - 朝日新聞デジタル

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 携帯電話から聞いたことのない警報音が響き、病院がぐらぐらと揺れた。

 2011年3月11日午後2時46分、福島県白河市。4階の部屋にいた郷英明さん(39)が窓の外を見ると、山から煙が上がったように見えた。「火事か?」

 2歳だった長男の肩を抱き寄せ、そばのベビーベッドが動かないように押さえた。透明のケースごしに赤ちゃんが眠っている。約30分前、妻の佳子さん(39)が帝王切開で出産したばかりの次男、颯太(そうた)くんだ。

あの日響いた産声
絶望と混乱が日本を覆ったあの日、東北の被災地に希望の産声が響いた。3月11日に10歳になる子どもと、その家族の思いを取材しました。

 「赤ちゃんってこんなに小さか…

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