神奈川県内で29日、新型コロナウイルスに感染した18人の死亡と、385人の感染が明らかになった。県と6市の保健当局が発表した。1日に発表された死者数として過去最多。新規感染者のうち175人が感染経路不明。
県は横浜市の70代男性と厚木市の80代男性の死亡を発表した。ともに既往症があり、発熱など症状があったため入院していた。新規感染者は80人。綾瀬市の介護老人保健施設で男性職員1人、県央地区の高齢者福祉施設で職員2人が感染し、クラスターはそれぞれ58人、21人になった。
川崎市は、80代男性と90代の男女2人の死亡を発表した。90代の2人は、クラスターが起きた幸区と麻生区の有料老人ホームに入居していて感染が判明。両施設でコロナ関連の死者はそれぞれ2人目となった。
また未就学児から100歳代までの男女70人の感染を発表した。クラスターとなった多摩区の有料老人ホームで入居者と職員2人が陽性となり、感染者は計38人に。川崎区と幸区の高齢者施設3カ所で起きたクラスターに関連し、4人の陽性も新たに判明した。
相模原市は男性2人の死亡と17人の感染を発表した。死者のうち70代男性は7日に発症し、13日の陽性判明後に入院した。心臓に疾患があったという。90代男性は発症した19日に感染が分かり、その日のうちに入院。脳血管に疾患があったという。
横須賀市は80代と70代の男性2人の死亡と、19人の感染を発表。死亡した2人はともに微熱が続くなどして11日に検査し、陽性が判明。入院したが26~27日に死亡した。
新規感染者のうち2人は4人の感染が判明している「デイサービス のぞみ」の関係者で、クラスターと認定した。ほかのクラスターでは、市立うわまち病院の2階病棟、短期入所施設「愛加那」とも3人増え合計はそれぞれ9人と24人に。デイサービス「セカンドアルバム とりむ」は1人増え13人になった。
藤沢市は60代男性の死亡と25人の感染を発表した。死亡した男性は別の疾患で湘南藤沢徳洲会病院に入院中の12日に陽性が判明。当初は軽症だったが26日に死亡した。
茅ケ崎市は8人の感染を発表した。10人を下回るのは昨年12月22日の発表以来。うち4人はクラスターが発生した市保健所管内の病院で働く看護助手ら医療従事者の3人とパート職の女性1人。同病院に関連する感染者は計31人となった。
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