愛知県の大村秀章知事
愛知県の大村秀章知事は１１日の民放番組で、１２日にも岐阜県とともに、政府に対し新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の再発令を要請する考えを示した。県内の医療態勢が逼迫し、感染拡大を抑え込むには、より強い措置が必要だと判断した。岐阜県の古田肇知事も愛知と連携する考えを表明。要請を受けた政府の対応が焦点となる。
大村氏は番組で、７日に１日当たりの発表数として過去最多の４３１人が感染するなど、感染拡大に歯止めがかからない状況だと指摘し「医療現場は厳しい状況だ。岐阜県とも調整して緊急宣言の要請をしたい」と述べた。要請に先立ち岐阜、三重両県知事とコロナ対策を巡る会議を開く意向も示した。
古田氏は１１日、岐阜県庁で記者団に、愛知県と経済・生活圏が重なるとして、連携して再発令を要請すると説明した。
愛知県は県内全域で、酒類を提供する飲食店に午後９時までの営業時間短縮を要請している。緊急事態宣言の対象となれば時短は午後８時、酒類提供は午後７時までに厳格化し、要請も飲食店全般に拡大する見通し。（共同）
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