
農高系の運動選手 活躍の場大人の責任で 農業系を含め高校生の運動選手にとって今年は苦難の一年となった。新型コロナウイルス禍で活動が制限され、多くの大会も中止になった。感染防止を徹底しながら、日頃の練習の成果を発揮できる場をつくるのは大会関係者らの責任だ。最も大切なのはコロナを収束させることである。大人みんなで闘わなければならない。 27日に開幕する全国高校ラグビー大会に農業系学科がある御所実業高校(奈良)が出場する。コロナ禍で3月から3カ月間、部活動を休止。その間、チームの士気を下げないようにリモートでミーティングを重ね、結束を深めた。今大会では優勝候補の一角と目される。 100回目の節目となった同大会。金足農業高校(秋田)が甲子園で一大旋風を巻き起こした2年前の高校野球選手権(夏の甲子園)も100回大会だった。同じ「農業系」で「100回大会」と重なる部分が多い。 農業系学科に所属する安田昂平選手(3年)は昨年、日本代表(17歳以下)に選ばれた逸材で、今大会注目選手の一人だ。「農業系の僕が頑張ることで、農家に明るい話題を届けたい」と前を見つめる。 スポーツ界ではコロナ対策のノウハウが構築されつつある。一例が選抜高校野球の代替として開かれた8月の高校野球交流試合である。帯広農業高校(北海道)が出場したこの試合では、保護者らの応援を許可した。高校生が参加する全国的な大規模イベントで数少ない対応だ。 選手1人につき保護者ら5人の応援を認めた上で、選手、保護者、マスコミ関係者それぞれが接触しないよう球場内の動線を工夫し、「3密」にならないよう徹底した。日本高野連によると、交流試合での感染者は1人も出なかったという。 38年ぶりに甲子園の土を踏んだ帯広農高にとって今年は、コロナに翻弄(ほんろう)された一年だった。21世紀枠での出場が決まっていたが、選抜は3月に中止。6月に突如吉報が届き夢舞台での試合が実現した。 テレビで観戦していた、帯広市で酪農を営む同校OBの中村寿夫さん(66)は「まっすぐ野球に向き合っている帯農ナインを見て胸がいっぱいになった。十勝牛の皮革で作ったグラブでプレーした選手もいただけに、甲子園で見たかった」と話す。 スポーツは選手だけのものではない。観戦する農家の心を奮い立たせる力となり、生産意欲にもつながる。その一例が2018年の夏の甲子園での金足農高の活躍だ。暗い話題が先行する農業界にとって“金農旋風”の功績は計り知れない。農業の存在感を高め、農家に希望を与えた。 来年こそは選手の活躍の舞台が奪われないようにしなければならない。日本は今、新型コロナの第3波に見舞われている。早期に沈静化に向かうよう、一人一人が感染防止を徹底し「静かな年末年始」にしたい。 日本農業新聞の購読はこちら>> 2020年12月26日
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December 29, 2020 at 05:11AM
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